第二十話 ページ21
勇次郎side
勇「僕は、Aが好きだよ」
あぁ、もう!
なんで流れで言っちゃうんだよ、僕……。
こういう感じでとか、
シチュエーションとか
いろいろ考えてたのに全部パーだ
僕とAの関係、崩れること間違いなし。
そう思っていると、
貴「わ、私も……」
え?
私も、なに?
貴「私も、勇次郎のことす……」
?「ちょーっと待った!」
は?
突然、知らない男が割り込んできた
なにしてんだよ
今めっちゃいいとこだったのに
しかも、あろうことか、
そいつはAに抱きついている
……今すぐAから離れろ……!
もう帰ろう、とAに言おうとしたそのとき
?「A、まさか俺を忘れたわけじゃねーだろーな?」
え?コイツ、Aの知り合い……?
僕は知らないぞ?
僕が引っ越してくる前の知り合いかな
貴「もしかして、和希!?」
和「正解♪久しぶりっ!」
和希……
知らないな
っていうかコイツ、Aにベタベタしすぎだろ!
と僕がキレそうになったところで、
Aが僕に紹介してくれた
貴「あ、勇次郎。この人はね、勇次郎が引っ越してくる前に、隣に住んでたの。」
和「石川和希だ!よろしくな」
勇「……染谷勇次郎。よろしく」
なんなんだ、コイツ。
やけに馴れ馴れしいな……
貴「そういえば、なんでここに和希がいるの?」
和「あぁ、俺、今年からこっちに帰ってきたんだ」
貴「でも学校来てなかったよね?」
和「ちょっといろいろあって、こっち来るの遅れたんだよ」
貴「そうなんだ。またこれからよろしくね!」
和「おう」
仲、いいんだな……
そんなことを思っていると、
和「そういえばお前」
僕に突然話しかけてきた
勇「なに?」
和「さっきAに告白してただろ」
勇「だから何。お前に関係ないじゃん」
和「あるね。だって、俺もA好きだもん」
……は?
__A。ちょっとライバル増やしすぎじゃない?
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はっぴい☆ - コメントを書こうと思っていても書けずに早3ヶ月がたっていました。 月紀乃さんの書くキスシーン大好きです! 主人公の設定にもこだわりがあって読みごたえがあります!! 次の作品すごく楽しみに待っています! ファイトです! (2018年4月6日 9時) (レス) id: 68b3d0d765 (このIDを非表示/違反報告)
月紀乃(プロフ) - 月紀乃です!コメントありがとうございます♪とても励みになります (2017年12月22日 21時) (レス) id: 272eb1376a (このIDを非表示/違反報告)
澪羽 - 続きが気になります!更新ガンバです!応援してます。 (2017年12月21日 21時) (レス) id: c0d770212f (このIDを非表示/違反報告)
光 - すごくいいです! これからも見ていきたいと思います! (2017年12月15日 19時) (レス) id: d82a3e43a2 (このIDを非表示/違反報告)
自由 - めっちゃいいです!更新頑張ってください!! (2017年12月14日 22時) (レス) id: c0d770212f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月紀乃 | 作成日時:2017年12月8日 20時