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出会ってはいけない4 ページ6

呪術師になれ?この俺にそういったのか?
頭が狂ってやがる。俺は握られた手を振り払う



「呪術師だと?」


「うん!そうだよ。」


俺の聞き間違いではなかった。


「目的は?」


「んー。ひ☆み☆つ☆」


無性にイラッとするなコイツ。
まぁいい。とりあえず……。


「俺の名前は A 。貴方は?」

「これはこれは、どうも。僕は五条悟!ナイスガイな呪術高専1年の担任をしてまーす!」



呪術高専。五条悟……。
五条……。


あ!


あの有名な坊ちゃんか。


玉藻前から聞かされたことがある。呪術師のなかで最強と呼ばれる男がいる。それが五条悟。
そんな相手に俺は逃げようとしてたのか。無理ゲーじゃん。



「ところで、君なんで見えるの?」


「俺は妖怪に育てられた人間だ。だから妖怪も幽霊も変なものも見える。1つ言っておくが俺は見た目は人間だが、中身は妖怪だ。妖怪に育てられたのだからな。妖怪のルール、価値観、倫理で物事を考える。お前ら人間の道徳とやらを押し付けるなよ。」



五条はさっきまでのヘラヘラとした態度とは一変し、ピリピリした空気が流れる。


「それは仲間がいても見捨てるということかな?」


「妖怪は仲間はつくらない。利害の一致。それだけだ。」



納得していない様子だったが五条は「そっか!」と言って空気を変えた。


「じゃ、明日ここに来てねー!」

俺に紙切れを押し付けてくると、瞬きと同時に消えた。
めんどくさい事になったと思いながら紙切れをみれば東京駅とだけ書かれていた。




「雑すぎんだろ。」





“おい A ”

頭に響くこの声は玉藻前だ。

“何?”

“あの男から嫌な匂いがする。油断するなよ?”

嫌な匂いどころか、胡散臭いし、変人だし、なんなら俺に呪術師になれって言う時点で狂っている。油断どころの話ではない……。

「はぁ、上には従ってしまうあたり、俺も下級の妖怪ってところかな。」

俺は重い足取りで帰路に着く。







明日地球終わらねぇかな

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紫陽花(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます!読みにくかったり文章に変な点があればご指摘してください!応援のコメントとても心が温まりました。 (2020年12月20日 15時) (レス) id: 3b41d3a8b8 (このIDを非表示/違反報告)
- 続き楽しみにしてます。(*^w^*) (2020年12月20日 11時) (レス) id: 736aad74b7 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - ぽんさん» ご指摘ありがとうございます。対応させていただきます。 (2020年12月19日 0時) (レス) id: 3b41d3a8b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2020年12月18日 22時

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