新たな問題2 ページ23
五条は先程とは違う A に気づき少し距離をとる
「誰だ。」
「君が知りたがっていた正体。と言えばわかるかな？お初目にかかります私は玉藻前。」
起き上がって五条に一礼する。
「勝手に私の息子を生徒にした挙句、生徒を守れなかった己の無力を八つ当たりするのは違うだろ？」
近くにあった椅子に座り玉藻前は続ける
「とりあえず、自己紹介からしよう。俺は玉藻前。狐の妖怪で、このAの育ての親でもある。」
「五条悟。高専の一年を担当している。」
「ほう。本当に五条というのだな。なるほどらあの五条家の……。｣
「僕のことについても知ってるんだ。ならさ、知ってること全部話せ。」
「そう焦るな。1つ契約をしよう。」
「は？」
「今ここでAを消されると私とて困るんだ。そこで、君がAを消さないことを約束してくれたなら、3つだけ君の質問に応えよう。」
玉藻前は傷ついた体を手をかざして A の体を治していく
「僕がそれに応じるとでも？」
「応じないなら宿儺を呼んで君を消すだけだ。」
「悠二は死んだ。」
「私に嘘は意味が無いよ。」
五条は諦めたかのように空いている椅子を持ち、玉藻前と向かい合うようにして椅子の背もたれを前に座る。
「わかった。その条件をのもう。」
「賢明な判断で嬉しいよ。じゃ、知りたいこと3つまでどうぞ。」
「じゃ遠慮なく。宿儺とはどういう関係で妖怪とは？」
「ずるい聞き方をするね。まぁいいよ。宿儺とは1000年ほど前、一緒に人間を殺したり弄んだ仲だよ。君たち人間の言う親友とか友達ではないよ。それから妖怪はAから聞いてると思うけど、元々存在していた生き物だ。そこへ人間が生まれ、呪いが誕生して衰退した生き物だよ。呪いとは違って感情……というより快・不快を感じることが出来る。妖怪は群れることはないよ。利害関係でともに行動することはあるけどね。基本は楽しいからする、楽しくないからしない。そういう生き物だ。」
「じゃあ2つ目。Aと君はどんな関係で、Aは何者だ？」
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紫陽花(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます！読みにくかったり文章に変な点があればご指摘してください！応援のコメントとても心が温まりました。 (2020年12月20日 15時) (
レス) id: 3b41d3a8b8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 続き楽しみにしてます。(*＾ｗ＾*) (2020年12月20日 11時) (レス) id: 736aad74b7 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - ぽんさん» ご指摘ありがとうございます。対応させていただきます。 (2020年12月19日 0時) (レス) id: 3b41d3a8b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫陽花 | 作成日時：2020年12月18日 22時
