力の差3 ページ12
餓者髑髏が触れることができない何かがそこにある。こちらが触れられないなら触れられるように仕向けるだけなのだが、触れさせたあとどうするが問題になる。
「考えるのもいいけど、敵は待ってくれないよ？」
気づくと同時に五条の拳が腹部を命中する。
「かはっ……。」
数メートルほど殴られた衝撃で飛ばされるも、地面に叩きつけられる前に受身をとる。
肋骨は折れていない。
鈍く痛む腹部に手を添える
もし俺が呪いならば即死している。くそが……。
「餓者髑髏、よく聞け。お前の攻撃はアイツには当たらない。だが攻撃を続けてくれ。その間に俺は妖化する。今のところそれしか手立てはないからな。いけるか？」
餓者髑髏はカタカタと骨を鳴らして五条に襲いかかる。
「骨肉の争いは王の晩餐となりて、締結のもと我が命ずる“妖化”」
それまで戦っていた餓者髑髏はカタカタと音を立てて消え、俺の顔半分が髑髏で覆われ、背中から骨の羽が生える
「え。何それ気持ち悪っ。」
見学している野薔薇がそう呟き、虎杖は「かっけぇ！B〇EACHの虚〇だ！」なんて叫んでいる。
想定通り、餓者髑髏の攻撃が当たっていない五条。
「行きます。」
地面を蹴ると同時に五条の顔を俺の拳が狙う。
五条は俺の拳を受け止めると俺を引き寄せ“まだ何か隠しているだろ”と耳打ちする。
受け止められた拳から餓者髑髏の妖力を流すと、五条は慌てて手を離す。
あまり妖力を五条に流すことはできなかったが、何かの機転となることに賭ける。
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紫陽花(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます！読みにくかったり文章に変な点があればご指摘してください！応援のコメントとても心が温まりました。 (2020年12月20日 15時) (
レス) id: 3b41d3a8b8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 続き楽しみにしてます。(*＾ｗ＾*) (2020年12月20日 11時) (レス) id: 736aad74b7 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - ぽんさん» ご指摘ありがとうございます。対応させていただきます。 (2020年12月19日 0時) (レス) id: 3b41d3a8b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫陽花 | 作成日時：2020年12月18日 22時
