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第89話 ページ9

清水side


清「…はは…」


乾いた笑いが部屋に響く。

唖然失笑とはまさにこのことだ。


でも確信した。


清「Aちゃんは貴方なんかに渡さない」


何としてでも食い止めなければいけない。


たとえ私自身が無力でも、

きっと足止めくらいならできるはず…


だって…だってAちゃんは…


清「大切な後輩だものっ…」


そう言って彼女を見ると

彼女は“少し遅れて”


か「……(ニヤッ」


反応を示した。

そして


か「何も出来ないのに口だけは達者ね?

…それじゃあ貴方には眠っててもらうね。」


パチンッ


音と同時に視界が突然歪み、

フラフラと足がおぼつかない。


清「…っ(フラッ」


倒れそうになった私を支えたのは


か「うふふ、おやすみなさーい」


紛れもないかがりちゃんで、

その言葉と同時に私の瞼は静かに閉じた。

ーーーーー
ーーーー
ーーー

清「__その後にAちゃんが部屋に入ってきた。」


そしてかがりちゃんと会い、

自分が屋敷に残る代わりに

私達を屋敷から出すという条件で成立した。




話を終え、周りを見ると

悔しそうな、どこか怒っているような表情


…私だって悔しいよ…


清「“泣かないで皆とお別れ出来るのかな”って…

“巻き込んでごめんなさい、もう少しで脱出出来ますから”って…!!」


どれだけ不安だっただろう?

どれだけ泣きたかっただろう?




…どれだけ助けを求めたかっただろう?



何も出来ない無力な自分が

憎い、悔しい、恥ずかしい、悲しい




為す術もなく、

誰もが絶望に浸っていた時……









「…やはりそうでしたか…」


ドアの方から声がかかった。
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設定タグ:ハイキュー!! , ホラー , ギャグ   
作品ジャンル:アニメ
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フルスターリ - ごめんねかがりちゃん、途中からにがりちゃんにしか見えないΣ(゚д゚lll) (2016年3月23日 20時) (レス) id: 1b46b9f79a (このIDを非表示/違反報告)
木葉(プロフ) - かーにゃんさん» 私にとってはその一言、とても嬉しいです(*´−`*) かがりちゃん、ヤンデレっぽいけど本当は構ってちゃんな甘えん坊さんなんです(笑 ありがとうございます!引き続きお付き合い下さいね!! (2015年8月21日 23時) (レス) id: 2ce7a46c48 (このIDを非表示/違反報告)
木葉(プロフ) - あかりさん» ありがとうございます!!何だかんだ言って武道派が一番書きやすい作品です(笑 今度は原作沿いとなりますが、どうぞあちらも宜しくお願いしますね!! (2015年8月21日 23時) (レス) id: 2ce7a46c48 (このIDを非表示/違反報告)
かーにゃん(プロフ) - 木葉さん» 最高です!私は最高じゃないですよ?かがりちゃん可愛i((これからも応援しているので、頑張って下さい! (2015年8月21日 19時) (レス) id: f27fd435b2 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 完結おめでとうございます!最初からみてました!すごく面白かったです(*^^*)新作も見ます! (2015年8月21日 19時) (レス) id: 5e56eb1b31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木葉 | 作成日時:2015年1月5日 19時

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