第4話 ページ5
仕事を終え、ダッシュで体育館(主将の元)へ向かう
.
急ぐこと数分、見慣れた体育館の前には
貴「ん?」
見慣れぬ少年二人の姿
一人は黒髪で背の高い少年
一人は橙色で背の低い…
あ、さっきぶつかった子だ
まぁ、何してるか知らないけど
取り合えず通してもらわないと部活(主将の元)に行けない
貴「やぁ、また会ったね、日向君」
私は声をかける
途端勢いよく振り返る二人
日向「!?あっ、あぇ、ささささっきのかっこいい先輩!!」
「………(ジロッ」
日向君の焦り様が可愛いと和んだのに
隣の黒髪君におもいっきり睨まれた何故
日向「あ、あの…何で先輩がここに…?」
貴「え?だって私バレー部だし」
日向「えぇぇぇぇえ!?」
オーバーな反応をありがとう可愛いね
貴「…で、どうしたの?体育館入らないの?」
日向「うっ…そ、それが……」
.
どうやら日向君と影山君(?)は教頭先生のヅラを吹っ飛ばしたらしい
しかし幸いにもお咎めもなく、謝罪も要らないとの事
だが反省を見せず喧嘩する二人に怒った主将は、
“互いを仲間と自覚するまで部活には参加させない”
という結果に至ったそうだ
主将かっこいい!!←
貴「ふーん…やらかすねぇ…(クスクス」
半分呆れ、半分笑いの話に思わず口許が緩んだ
影山「…何が可笑しいんスか…(ギロッ」
更に睨みつけてくる影山君
おー怖い怖い(笑
貴「んー…影山君は部活に参加したいんだよね」
影山「…そーっスけど…」
貴「でも日向君を仲間と自覚してないよね?」
影山「っ!ちゃんと
貴「でも実のところ本音は?」
影山「試合で
うん、本音漏れてるよー
貴「はは、素直な子好きだよー(笑
でもね、バレーは一人で戦えない
信頼する仲間が居ないと尚更のことだよ」
ふいっと視線を逸らす影山君
貴「いくら他の仲間を信頼しててもその小さな問題は後々大きな欠点となる
.
主将を困らせる事は私が許さない」
突然の殺気にビビる二人を余所に
私は淡々と話を続ける
貴「一人で出来るわけねーだろボケ頭冷やせカス
そんな事ほざいてるから追い出されんだよバーカ
偉そうな口叩く前に信頼は行動に移さないと意味ねーんだぞクソ餓鬼」
そう言い私は二人に背を向けた
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アンちゃん(プロフ) - 続きでるのきでるの楽しみに待ってます (2020年2月13日 22時) (レス) id: ed87f9c1d8 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - 続き楽しみにしてます更新頑張ってください (2020年1月8日 15時) (レス) id: 5e6c663fd7 (このIDを非表示/違反報告)
朱里(プロフ) - 続き楽しみにしてます (2019年11月12日 14時) (レス) id: c0f8ac05c7 (このIDを非表示/違反報告)
はる - とても面白いと思います!ホラーのほうの作品も読ませていただきました。とても面白かったです!続き楽しみに待っています! (2019年1月6日 23時) (レス) id: ee202a18ba (このIDを非表示/違反報告)
木葉(プロフ) - はるるんダヨー!さん» こんだけ動けたらどれだけ楽しいか…。 大地さんがお好きなのですね。主将同盟組みましょう(笑) これからも武道派宜しくお願いしますね(`・ω・´) (2017年2月26日 21時) (レス) id: 2ce7a46c48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:木葉 | 作成日時:2015年8月19日 23時