【ハイキュー!!】武道派ですが、なにか？

番外編5 ページ26

でもまあこいつが潔子さんのストーカーで間違いないことは確かな事実



貴「はーい警察行きますよ」


「え、ちょ、待ってよ!!違うんだって!!」



ごちゃごちゃうるさいし抵抗する為

手刀を打ち黙らせようとした時、



清水「Aちゃんッ!!」



焦った様子の潔子さんが目の前に立っていた



貴「潔子さんのストーカーはこいつで間違いないですよ。

後を付け回し、手まで出そうとしていた。」



手を捻り上げれば顔を歪めつつ少し嬉しそうな顔をするこの男

私の名前を知っていたのは驚きだな



清水「話を聞いてくれないかな?」



真剣な顔の潔子さん

何か裏がありそうなので大人しく従い、先程の喫茶店へと移動した。

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貴「…及川さん…?」


及川「もー!結構痛いし怖かったんだからね!

でも華咲君との距離が縮まった気がするから許すけどッ!!」



先程のストーカーの正体は及川さん


どうやら何でもそつなくこなす私の表情を崩してみたくなった潔子さんが及川さんに今回の計画を提案したらしい



潔子「余裕のない焦ったAちゃんなんて見たことなかったから…ごめんね?」


貴「何故及川さんを選んだのか気になるところですけど…まあ潔子さんに満足してもらえたのなら良しとしましょう。

及川さんもすみません…随分と手荒な真似をしてしまいました…

どうお詫びしたらよいのか…」



優雅に紅茶を飲む及川さん

様になってるなぁ…



及川「(ｶﾁｬｯ)…潔子ちゃんにこの話を持ちかけられた時は確かに驚いたよ。

でもこれは俺の意思で引き受けた事。


…それに休日に華咲君と会えたし強引な一面も見れたから結果オーライだよ!!あ、そういえば体術だけじゃなく剣道とかもやってたの?木刀使う姿もかっこよかったよ―!!!!」



先程とは打って変わって子供の様にはしゃぐ及川さん

だけどその手には青白く痕が残っている



貴「でも私が及川さんを傷つけてしまった事に変わりはありません。









…やはりここは責任もって私が及川さんを婿に貰います」



この一言に二人だけでなく周りにいたお客さんまでもが唖然としている


そりゃそうだ

プロポーズしてるようなものだし。



貴「もう貴方に傷などつけさせない。

私が貴方を守り抜くと誓います。」


清水「…待ってAちゃん何でそうなるのかな?…澤村達に連絡しなきゃッ!」


及川「華咲君から愛の告白ッ…」



何だかんだでストーカー事件は幕を閉じた

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