【ハイキュー!!】武道派ですが、なにか？

第2話 ページ3

ある日の放課後



春休み中の課題全員分を

担任に頼まれ、職員室へ運ぶ途中のこと



前方より走ってくる新入生

体操着だから部活見学にでも行くのだろうけど…



貴「あれきっと転ぶわ」



わくわくとした様子の彼は

きっと数メートル先の段差で躓くと思う





ツッ





「っわ…!?」



案の定躓き、顔面強打…








トンッ




バサバサッ








を避けるべく、課題を放り投げ少年を抱き寄せた



「…っ…あ、あれ…？」



少年は現状把握が出来ていないらしい



貴「大丈夫？怪我はないかい？


…ところで君は新入生かな？」


「(ﾎﾟｶｰﾝ)…!!あ、は、はい!!大丈夫ですッッ!!


いいい1組の日向翔陽ですッ!!」



うん、ぴかぴかの1年生だ



貴「うん、元気で可愛いね


でも楽しみだからって浮かれすぎると、足元すくわれちゃうよ？」



“今の現に、転びそうだったしね”


その言葉に項垂れる少年はまさに犬



日向「あっ…!!す、すみません!!プリント…」



私の後ろに散らばる課題の山を見てか、

必死に拾い始める少年


私もしゃがみ、少年と向き合う形で

そっと彼の手を掴む



日向「っうえっ!?あ、あのっ、てててて手//////」



動揺っぷりを見ると少し楽しい



貴「気遣いありがとう


だが心配には及ばない

だから君は早く部活の方へ行きな？



楽しみにしていたんだろう？」


日向「えっはいッ!!いいえッ!!」



どっちだよ


なーんて思いながらささっと課題を集め立ち上がる



貴「私はこれで失礼するよ


君にとって良い学校生活が送れるといいね」



そう言って私はその場を後にした



日向「…か、かっこいい…」



日向君の呟きを(男と勘違いしてる)私は知る余地もない



だって主将に会いたかったし←
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ぶれない華咲ちゃん(＾ω＾)

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