孤独。【チェンソーマン】 (ページ7)

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初めての任務から数日後

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

『アキー！誰か来たー！』

早「あぁ、多分岸辺さんだ。開けてくれ」

洗い物をしているアキの代わりにドアを開ける

岸「お前がアキの言っていた魔人か」

岸辺さんの第一印象は、ヤバそうな人

『うん。そうだよ。”孤独の悪魔”』

岸「今日からお前を鍛える。女だろうが何だろうが関係ねぇ」

『うん』

リビングに戻ろうとすると、ひょいと体を持ち上げられた

岸「アキ。コイツ借りるぞ。夜のなったら帰ってくる」

早「はい。お願いします。…あ、そいつ太陽の光無理なのでなるべく影のある所でお願いします」

『……アキ、ご飯肉じゃががいい…』

早「作っとくから。行っといで。くれぐれも岸辺さん殺すなよ」

『多分殺せないよ』

さっきの持ち上げられた時、気配を感じる事が出来なかった

車に乗せられ、連れてこられたのはなにもない広場

『眩しい……』

サングラスは壊れたら嫌だから置いてきたけど、失敗だ

岸「まずは太陽の光に慣れろ。話はそれからだ。逃げたら死刑」

『………』

家に帰りたい

日の下に放り出されて早一時間

ずっと立ちっぱなし

『う”ぉ”え”…げほッ…え”ぇ”…！』

激しい頭痛に長時間襲われた結果、吐いた

びしゃびしゃと地面に吐瀉物が叩きつけられる音が嫌でも耳に入ってくる

あれから何度か吐いて、最終的に地面に倒れた

目が回る

なんかずっと宙に浮いてる感じ

気持ち悪い

岸「立てねぇのか」

『……ぅ…あ……ぇぅ………』

呂律が回らない
頭の中が霞がかったようにぼんやりしてる

岸「今はコレが限界か…悪魔のくせによく分かんねぇな…」

ひょい、と体を持ち上げられる感覚を最後に、意識は途切れた

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最近岸辺さんの良さに気づいた我

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