孤独。【チェンソーマン】 (ページ33)

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〘これが私の急所です…私の心臓です…早く殺してください…すいませんでした…もう痛いの無理…痛いィいい〙

あれからどのぐらい経ったのだろうか
流石にふたりとも体力が底を付きかけたため、私が素手で悪魔に触れた

デ「も〜終わるのかあ！？プール入ってるみてぇで気持ちよかったのによォ！！」

悪魔の心臓が宙を舞ってべシャリと地面に落ちた

その瞬間、悪魔の体内にいた筈が廊下のど真ん中に突っ立っていた

『……終わっ…た……』

途端、体に力が入らなくなってバタリと倒れる

デ「おい…A…立て…」

『立てない……』

デンジに抱えられ、いるであろう部屋に行く

デ「終わったぞ……」

早「……そうか…姫野先輩…終わりましたよ…」

姫「……終わったぁ？…ホテルでようか……魔人ちゃ〜ん…アキ君支えてあげて…

　荒井君はAちゃん背負って…」

背負われて視界が一気に高くなる

もう立たなくていいんだ…

目が覚めると病院のベッドの上だった

―――
――
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早「今日、飲み会あるんだ。どうする」

『行くに決まってるでしょ』

「「「カンパーイ！！」」」

そして今私達がいるのは都内の居酒屋

私達のグループの他にもスーツを着ているグループがたくさんある

私はアキの隣に座って唐揚げを食べている

『うまうまうま』

噛めば噛むほど肉汁がじゅわーっと…

…まぁ、アキの唐揚げの方が美味しいけどこれも中々に絶品

『アキアキ』

早「なんだ？」

『生、頼んでいい？』

早「………まぁ、いい…か？」

私は悪魔なので年齢は関係ない

『すいませーん！生一つ！！』

ごとり、と置かれたジョッキを持ち一気に飲み干す

うまい

「新人歓迎会なんだから新人は立って自己紹介！名前と年齢と契約している悪魔を言え！！」

早「公共の場で契約している悪魔を言うな。手の内は信用している人間にしかみせちゃいけないぞ」

「相変わらず固いヤツだな〜〜！」

姫ちゃんが生一つと枝豆を頼んだ

デ「俺デンジ〜年は確か16！趣味は…食うのと寝るの」

「１６歳！？やばっ！若っ」

姫「アンタお酒飲んでないよね！？」

デ「お茶」

ジョッキの中に入ったお茶が揺れる

『ねぇねぇデンジ。メロンソーダもあるけど頼む？』

デ「なにそれうまそ〜！！頼む！！」

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