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マ「そう言えば、早川くんと過ごし始めて一年経つけど…どうかな?」

『良いに決まってる。アキは絶対に殺させない。私が守る』

マ「ふふ、そんなに早川くんがお気に入り?」

『当たり前。初めて私に優しくしてくれた』


そう言えばマキマは少し表情を崩した


マ「公安の皆は?」


まるで、言いなさいとでも言うように無言の圧をかけてくる


『…ご飯に毒を入れてきた』


そう言えばマキマの顔から笑顔が消えた


マ「…そう。私から言っておくね。ごめんね」

『…別に。私は悪魔だから死なないし。公安は悪魔嫌いが多いからしょうがないと思ってる』

マ「…でも、ご飯に毒を入れるのは私、嫌いだな」


せっかくの料理が台無しになっちゃうし、とマキマは続けた


マ「それと、岸辺さんはどうだった?」

『…何回か殺された』


そう、私は訓練だと言って何回も殺された

殺されたと思えば輸血パックの血を飲まされ、無理矢理生き返り、また死ぬ


マ「岸辺さん、魔人の指導は初めてだって言ってたからどうすれば良いのか分からなかったのかもね」


そこで、会話が途切れた

それからは、マキマが書類を捲る音と、私がマシュマロの袋を開ける音だけが響いた
あまりにも静かで息が詰まる


早く帰ってきてくれないかな、とう思っているとまるでその心を読んだかのように2人が帰ってきた


でも2人は殴り合ったのかボロボロでアキは顔面蒼白脂汗ダラダラだった


デ「先輩が金玉の悪魔に玉を襲われました」

早「嘘です…コイツの嘘です…」


コイツっ…!!アキの金玉蹴ったのか…!!

いつか蹴り返してやる


マ「ふーん。で、どう?仲良くできそう?」

デ「全っ然」

早「コイツクズですよ…」

マ「仲良くできそうで良かった

  デンジ君には早川くんの部隊に入ってもらう」


マキマの意見にアキが声を上げた


早「ウチはただでさえ面倒くさいのが多いんですよ!?これ以上変なやつが増えたら…」

マ「部隊を作った時に言ったよね。他じゃ見入られないような実験的な体制で動かしてみるって」

早「コイツ…何者なんですか」


デンジ、と呼ばれるやつは呑気にあくびをしている


マ「デンジくんは人間だけど悪魔になることができるんだ」

デ「どうだ!すげぇだろ!」


意味がわからない

人間だけど悪魔になれる?

意味が分からない

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(プロフ) - 更新待ってます (11月8日 15時) (レス) id: 76125fe83b (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ餅 - アキくんの反応が可愛いしかっこよ!! (2023年1月29日 0時) (レス) @page23 id: ba2b3def77 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 夢主ちゃん可愛い面白かったです!更新待ってます!頑張ってください! (2023年1月22日 13時) (レス) @page14 id: 89231dfe0c (このIDを非表示/違反報告)
sonomegu1216lov(プロフ) - カッコいい♡ (2023年1月8日 8時) (レス) @page5 id: 3cc1dc0b19 (このIDを非表示/違反報告)
リアス(プロフ) - アキくん優しい!!  (2023年1月6日 11時) (レス) @page3 id: d6c14d5224 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんぽんたん | 作成日時:2023年1月4日 21時

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