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岸辺によるヒロフミとの地獄の訓練を続けること一ヶ月


岸「随分慣れてきたな」


太陽の光に当たっても、全く大丈夫なようになった


岸「次からは週一でコレをやる。頭に入れとけ」

『ん』

吉「最初の頃なんかバタバタ倒れて大変だったのに、凄いね」

『あれは天気が悪い』


日差しの強い日が一週間続いた時があった

その時は、5分も持たず倒れて酷い時は吐いたりもした


夜になり、いつも通り家に帰る

だけど、いつもと違うことが一つあった


『ありがと』

岸「ん…アキはいねぇのか」

『アキなら急に今日からシュッチョウ?で大阪にいる』


私も行きたかったけど、ダメだ、と言われた
アキの言うことは絶対なので渋々家に残った


岸「そうか…飯はあるのか」

『ない。なんか今日の朝決まったらしいから用意出来ないって』

岸「…自分でどうにかできるのか」

『…………』

岸「はぁ……じゃあ食いに行くか」


そしてやってきたファミレスというところ


『ファミレス?』

吉「”ファミリーレストラン”だよ。何が食べたい?」


何がなんだか分からないから適当に指差す


『……これ』

吉「これね。岸辺さんはどれにしますか?」

岸「これ」

吉「これね、すいませ〜ん!」


ヒロフミがそう呼べば、女の店員さんがやってきた
すると、その人は顔を赤くしながらオーダーを取っていた


オーダーしてから数分後、頼んだものが机に置かれた


「デミグラスハンバーグ定食です」


茶色の液体がかかったハンバーク

ハンバークは、アキが作ってくれたから食べたことがあるけど、茶色の液体は知らない


私を殺そうとしてるのかな


岸「…どうした、食わねぇのか」

『きし…岸辺…コレ…毒…?』

岸「あぁ?」

『この…茶色のやつ…知らない』


岸辺に縋り付くと、岸辺はその茶色の液体をハンバーグと一緒に食べた


岸「これは食べても大丈夫なやつだ。死なねぇ」

『じゃあ…これ何』

岸「”デミグラスソース”だ。ハンバーグにかかってるやつ。食ったことねぇか?」

『いつもは…赤いやつ。ケッチャプ?』

岸「”ケチャップ”な」

『それ』


ほれ、食ってみろ、とフォークに刺さったデミグラスハンバーグを差し出される

恐る恐る口にする

何回か咀嚼して飲み込む


『デグミラスハンバーグおいしい』

岸「”デミグラス”な」


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(プロフ) - 更新待ってます (11月8日 15時) (レス) id: 76125fe83b (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ餅 - アキくんの反応が可愛いしかっこよ!! (2023年1月29日 0時) (レス) @page23 id: ba2b3def77 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 夢主ちゃん可愛い面白かったです!更新待ってます!頑張ってください! (2023年1月22日 13時) (レス) @page14 id: 89231dfe0c (このIDを非表示/違反報告)
sonomegu1216lov(プロフ) - カッコいい♡ (2023年1月8日 8時) (レス) @page5 id: 3cc1dc0b19 (このIDを非表示/違反報告)
リアス(プロフ) - アキくん優しい!!  (2023年1月6日 11時) (レス) @page3 id: d6c14d5224 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんぽんたん | 作成日時:2023年1月4日 21時

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