孤独。【チェンソーマン】

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朝、ベランダには朝から煙草を吸っているアキがいた

美味しいのかな


早「ばっ…おまッ…！！」


試しに吸ってみた


『けほっ…意外といけんね』

早「おまえッ…！まだ二十歳じゃ…！！」

『私は魔人だよ？魔人に大人も子供もないよ』

早「…そうか。程々にしろよ」


私は自分の年齢を知らない
もしかしたら、子供の年齢かもしれないし、もしかしたらアキより何倍も歳上かもしれない


煙草の火を消し、家の中に入る

顔を洗って、歯を磨いて、朝ごはん食べて、スーツに着替えてってしてたら岸辺が迎えに来た


岸「おはよう、行くぞ」

『うん。アキー！行ってくるねー！！』

早「おー、岸辺さん殺すなよー」


はーい、と返事をして玄関を出る


岸「俺はお前に殺されねぇぞ」

『でも、万が一私の手が触れたら死にますよ』

岸「その時はどうにかする」


岸辺って意外と脳筋なのかな、と思う

車に乗り込めば、初めて見る人がいた


真っ黒の髪に、耳に沢山つけた黒のピアス


岸「吉田ヒロフミだ。今日はAと吉田で体術やってもらう

　 最近悪魔が多くなっている。弱くて死なれたら元も子もねぇからな」

吉「よろしく。君が”孤独の悪魔”？魔人？かな」

『うん。そうだよ』


なんか、吉田ヒロフミって人…
女殴ってそうな顔してるな


『あなたは私を殺す？』

吉「うーん…今は殺さない…かな」

『いつ殺すの』

吉「なに？殺されたいの？」

『殺されたくないよ』


そう言えば、じゃあ殺さないであげる、と言われた


吉「…あ、でも君が人を殺したら殺すかもね」

『私、殺されるならアキがいい』

吉「”アキ”って…あの早川アキ？」

『うん。アキが一番大好き。アキが死んだら私も死ぬつもり』

吉「そんなに”アキ”って人が好きなの？」

『うん。大好き。初めて私に優しくしてくれた人だから』

吉「そっか、君魔人だもんね。でもさ、公安に捕まってから”アキ”に会うまで日にちあったよね。誰も優しくしてくれなかったの？」

『そりゃそうでしょ。私、魔人だよ。悪魔と一緒。公安には悪魔が嫌いな人しかいない。何回も殺されかけたし』

吉「へぇ…どうやって？」


この人…ズカズカ入ってくるな

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