孤独。【チェンソーマン】 (ページ29)

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『暇だーー』

地面に大の字になって寝転がる

眠くて欠伸をすると、部屋から叫び声が聞こえてきた

早「先輩！A！走れ！！」

『え、なんか追いかけて来たんだけど』

寝転がってたせいで、反応が遅れる

『やばいやばいやばいやばい…！！！』

〘デンジを殺して心臓を寄越せ。よこせ。私は恐怖で膨らみ、恐怖に捕らえる者

　お前達の死は確定した〙

すぐ後ろまで悪魔が迫っている

『死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ！！！！』

デ「ほい！」

『ぎゃあ！』

デンジに俵担ぎにされて一気に悪魔との距離が離れる

『うぉおぉぉぁあぁぁああ！！！！』

ついでに目線もいつもより高くなる

〘もっと恐怖しろ。死を恐れろ。全てを恐がれ

　チェンソーを殺すのはこの私…私、”永遠”の悪魔だ〙

ぐらり、と廊下が傾いた

早「傾いた！？」

姫「うわっ！」

ホテルの部屋に飛び込む

〘デンジの心臓をよこせ〙

廊下だった場所は地獄の入り口のようになっていて下には口を開けた永遠の悪魔が待ち構えている

東「誰かデンジ君を殺して！！殺してください！」

荒「いよいよまずいですよ…！そいつを悪魔に食わせましょう…！！」

早「刀を使う…いいですよね？姫野先輩」

アキの体を、姫ちゃんのゴーストが拘束した

デ「おいアンタな〜にしてんだ！！」

姫「その刀を使えば外には出れるだろうけど…使うと契約でアキくんの寿命がかなり減るの
　
　アキ君はまだやらなきゃいけない事がたくさんあるんだ…だからごめんねデンジ君」

アキが呪いの悪魔を使おうとした

『アキが死ぬのは嫌だから、デンジが死んで』

下に突き落とそうとデンジに向かって脚を勧める

早「おいA！！やめろ！！デンジを殺すな！！」

荒「スマぁン！」

デ「あ！？触んな！！」

荒井がデンジを押し倒して、そのせいで私は壁に激突

背中が痛い

東「死んでェェェ！！！」

早「おおおおお！！！」

コベニちゃんがデンジに包丁を振り下ろす

アキはそれを庇って、デンジに刺さるはずだった包丁がアキの体に刺さった

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