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はぁ、と深いため息をついたのは彼氏だった。
「俺、帰るわ」
『おう、帰れ帰れ！』
「Aのこと、信じらんなくなってきたわ」
「え、ちょっと、」
「しばらく距離置こう」
彼氏がそう言い残すと、私の部屋を出て行った。
まるで嵐が過ぎ去ったかのように、しんと静まり返る部屋。
「最悪…」
『あいつはやめとけ！世の中にはもっとマシな奴がおるから！俺みたいな！』
お兄ちゃんの自信満々な話し声も煩わしさしかない。
「…だから嫌だったの」
『A？』
「お兄ちゃんはいっつもそう！私にずっとくっついて、私の彼氏になる人みんなに文句つけて…私ロクな恋愛してこなかった！だから上京したのに！」
『…A、お兄ちゃんはAのことを思って』
「そんなこと頼んだことない！はっきり言って迷惑だから！！」
言い出したら止まらなかった。
泣きそうになるのを堪えて、お兄ちゃんに背を向ける。
『A…』
「…出てって」
それ以上お兄ちゃんは何も言わなかった。
次に聞こえた音は玄関の閉まる音。
出て行ったと思うと、張り詰めていた緊張の糸が切れたように、脱力した。
「ほんと最悪…」
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ふーか。(プロフ) - はい！頑張ってください！ (2019年11月2日 6時) (
レス) id: 2aef7cd3bd (このIDを非表示/違反報告)
@ - ふーか。さん» 嬉しいです！頑張ります！ (2019年11月2日 2時) (レス) id: f6b0b6d443 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか。(プロフ) - 濱田さんのも良いですね。 次回が楽しみです。待ってます。 (2019年10月28日 6時) (レス) id: 2aef7cd3bd (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2019年10月22日 19時
