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「私の名前は仁科ゆり」

「俺はあつき。星川あつき」

簡単に自己紹介をして、今度はふわりを問い詰める。

「空から降ってきたよね。天使って本当なんだ!ってかけがしてないの?羽で飛べるの?」

「ゆり、落ち着け。困ってるだろ」

ふわりはキョトンと首を傾げていた。

「ふわり天使だよ?まだみならいだけどね!10才なの!」

ふわりは、両手をパーにしてつき出した。10才と言うことだろう。

「すごいね....」「....(反応に困るな)」

でもね、と俯いた。

「見習いでね、下手だから上手く飛べなくって」

「うんうん」

「それでね....ふわり、天空島に帰れなくなっちゃったの....」

天空島。なんだそれ、と二人して思う。

「天空島はね、ふわりみたいな天使とか、神様とか女神様とかがいるところだよ」

ってことはふわりの故郷か。

故郷に、帰れなくなった。

......。

「えええぇぇぇぇ!それ結構やばくない!?」

ゆりが大声を出して、あつきは騒ぐゆりを睨む。

「落ち着けって。俺たちが焦ってどうすんの。こいつだって不安になるじゃん」

正論だ....とゆりが頷く。飲み込みが早いのがゆりの良いところだ。

「なぁ、ふわり、他に帰る方法はないのか?」

「う〜ん....あ、そうだ!スッテキで!」

そういって、パッと顔を輝かせる。

「あのね、まほうが使えるステッキがあるの........あれ?」

ふわりの顔が青ざめていく。

「どうしたの?」「虫でも居たか?」

ない....

ない....

「ステッキ、落っことしちゃったぁぁ!」

「「うそぉぉ!」」

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名無しのなーちゃん - こんにちは、天(そら)で参加しております、名無しのなーちゃんです。いつも楽しく読んでます!まるでハロウィンロードにいるかのような気分になれる物語が素敵です!続きも楽しみにしてます。 (9月17日 11時) (レス) id: 0caca33ed5 (このIDを非表示/違反報告)
瀬戸こすず - ありがとうございます!企画ページに載せておきます! (8月23日 16時) (レス) id: e4d17b1f4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:百点花丸 | 作成日時:2023年8月23日 12時

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