ha-ha

…*°20 ページ20

昼休みはともに呼ばれた。
わざわざ休み時間に教室に来て、小瀧の視線を気にしながら



『昼休み英語棟おいで』って。



他の人はもちろん何とも思わないからあたしたちなんて見もしてないけど、真実を知る小瀧だけはずっっとうざいぐらい視線を外さなかった。



やっぱりその後何言われたか聞かれるのは当たり前で。
言わな今すんぞとかいう小学生レベルの脅しを乗りきって、やっと英語棟。



「…来ないし」



誰もいないから若干寒い。
人の来る気配が一向にない。



もー…ジェジンのインスタ見んぞ。



そして、ジェジンのインスタを見てても来ない。
何か痛い人みたいじゃんこんなとこ一人でさぁ。



何してんのよ、



ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ



…鳴ったけど。
え、忘れてたとかないよね教室まで来といて。



【ちょっと。何してんの】



送ったラインに既読すらつかない。
寝てる？なわけないか、学校で教師が寝る余裕なんかないな。



はぁ…今日いっぱい文句言ってやろう。

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