ha-ha

…*°14 ページ14

『お前さぁ、神山ともうやったん？』



帰りの準備をしてる途中に聞こえてきた声に、思わず握っていたペンケースを落としそうになった。



「ボケ、声でかいよ」



椅子に後ろ向きに座って、手に顎をおきながらまたニヤニヤしてる小瀧。
……これのどこがモテるんだ。



『やったん〜〜？？』


「やってない。うるさい」


『え！やってへんの？』


「声がでかいんだって！」



一発カバンをお見舞いする。
みんなそれぞれの話に夢中であたしたちの話なんて聞いてないって分かってても、小瀧だから怖い。



…やるどころかキスだって数えれるくらいしかしてないよ。



『へー…笑 今日帰らへんねやんな？一緒に』


「会議らしい」


『ほんなら、ちょっと教室残っといて』



ウインク飛ばしてきた。
逃げた。



「やだよ、帰る」



カバンを肩にかけて出ようとしたけど…



『あーれー。歯向かうん？これ、流すの簡単やで？』



その黒いスマホは、あたしにとって悪魔だ。


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評価ありがとうございます。
ランキングも一桁に…恐ろしいです笑


新聞読んでたら、こういうの実際結構あるみたいで…のんちゃんなら許せますが皆様お気をつけ下さいね。
私も被害者です…今も笑

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