オープニング（桃） (ページ10)

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小瀧「ここかぁ～」

A「さすが演劇の名門校…めちゃくちゃ設備いい…」

中学の頃もわりと環境は良かったけどそれよりも断然いい。

小瀧「やっぱ俺、演劇部以外の選択肢ないわ」

そう意気込んでいると

「お、君も演劇部入部希望者なん？」

後ろから声をかけられて

小瀧「…ん？」

振り向くとそこには

「俺、重岡大毅！みんなからはしげって呼ばれてるんやけど、まぁ呼び方は何でもええよ
俺も入部希望やねん！」

笑窪の特徴的な、満面の笑みの男子生徒が立っていた。

小瀧「おお、そうなん？よろしく！」

重岡「よろしく！
あ、こっちは神山智洋！」

紹介されたのは

神山「どうも、神山です。
…ってのんちゃん！」

小瀧「え、神ちゃんも演劇部入るん？」

重岡「…ん？何？知り合い？」

神山「そう！同じクラスになってん。
出席番号前後でなぁ
さっき帰りのHR中に仲良くなってんな」

同じクラスになった神ちゃん

重岡「へぇぇぇ！そうなんや」
小瀧「あ、で、こっちは小宮A
Aも入部希望者やねん」

Aのことを紹介すると

重岡「あれ、小宮さんやん」

しげはAのことを知っているみたいで。

A「重岡くんも入部希望者だったんだね！私も演劇部入ろうと思ってるんだ～」

重岡「おぉ、そうなんや！
小宮さんは中学でもやってたん？」

A「そう！望と一緒に
…ね、望」

小瀧「Aはしげと同じクラスなん？」

A「そう！
面白い人だなぁって印象に残ってたんだよね」

俺たち４人の間の雰囲気は悪くない

むしろいい感じやと思った。

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