オープニング（桃） (ページ13)

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重岡「すご…これほんまにすごい」

神山「こんなん中学の演劇部のクオリティちゃうやろ…」

小瀧「…ほら、みんなもこう言うてるやん。
なぁ一緒にやろうや、
舞台で演技、したくないわけちゃうやろ？」

A「でも…」

中間「…じゃあ、これはひとつの提案なんやけど
やる演目によって変えるっていうのはどうやろか。
演じる部員が足りひんかったら舞台に立つけど
それ以外は裏方。

…どう？これでも舞台に立つ気、ない？」

A「…それなら
…私、それならやります。
それならやりたいです」

中間「よっしゃ、決まりやな」

こうして俺たちは無事演劇部へ入部した。

部員が少ないために１年生である俺たちも最初から舞台に立つことが出来た。

初めての舞台はAは裏方として参加することになった。

重岡「はぁ、さすがに慣れてんな、望」

A「まぁ３年間演劇部のエースやってたからね、望は」

小瀧「お？なになに、俺の話してんの？いやぁ照れるなぁ」

A「望の話なんてしてない。
全然してないから」

小瀧「え、してたやん！」

A「ちょ、しっ！黙って」

小瀧「え、なんで…」

重岡「Aは今回は裏方やねんな」

A「女優さんは足りてるらしいから」

小瀧「俺、Aとはよ同じ舞台で演技したいわ～」

神山「のんちゃんはそればっかりやなぁほんまに」

小瀧「DVDでも見たやろ？あの演技
生で見たらもっともっとすごいんやって」

重岡「俺もはよ見たいなぁ」

神山「楽しみやね」

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