No.78 ページ30
Aside
ライブ！
やっとのライブ！
まぁ、
「不安しかない...」
そうだ、ちょっと一人で確認してこよ
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
大輝side
大「あれ、Aは？」
雄「確かにいませんね」
想「Aならさっき出て行きましたけど」
大「...ちょっと見てくる」
徹「頑張れー」
颯「頑張ってくださいねー」
棒読みだな
まぁ、それは置いといて
あいつどこ行った？
今まで本番前は楽屋にいてゆっくり準備してたけど
いなくなるのは初めてだしな
あ...いた...
こんな端っこの部屋で練習してるとか
誰も見つからんないよな
それにしても、最近気付いたこと
Aはフリだけを頭に入れる時
目を閉じて周りなんか気にせず自由に踊る
魅せ方を研究するときは鏡の前で
何回も変えて踊るけど、それとは違う良さ
これは練習姿を見れるメンバーの特権だな
颯のダンスは歌っているような踊りだけど、
Aは演じているような踊り
一つ一つの動きに沢山の感情を込めて踊る
手や足、顔の表情まで細かな部分に力を入れる
体の芯があるなしを自由自在に動かせるのは
Aならではの動き
いろんな種類のダンスを経験してきただけある
大「敵わないな...」
Aの動きに魅了される
美しくて儚い、そんなダンスはAだけだ
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作者名：sakura | 作成日時：2020年4月6日 18時
