お隣さんは女遊びが好きなようで_２ (ページ10)

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次の日

仕事に遅れて行った。

忙しいそうに準備をする従業員達を見て心底申し訳ないと思う

私も早くやらなきゃと

エプロンを腰に巻いてモップを手に取り

フロアの掃除をしていた時だった。

瞬間的にくる腰の痛み。

『っ＿…』

「ヌナ？大丈夫ですか？」

心配そうな顔で、顔を覗き込んでくるジョングク君に情けない姿を見せてしまった。

激しくしすぎなんだよ…いてて

『ありがとう、大丈夫だよ』と腰を擦りながら立った。

「Aくん、ちょっといいかな」

『あ、え私ですか』

突然声をかけてきたのはここの先輩だった。

店長と仲が良いらしくあまり関わった事のない人物だ。

女の子達からは人気が高い

そんな人から呼び出されるなんて

相当な事をしてしまったんだろうか…

ちらっとジョングク君の方を見ると

何故か眉間にしわをよせて先輩の背中を見ていた。

…なんだろう…。

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先輩のあとを追うと、辿り着いたのは

いつもの休憩室ではなくて

２階にある1つの個室だった。

ドアを開けると部屋の真ん中には

テーブルと二つのソファが置いてあった。

先輩は「お茶を入れるから座って」とソファを指差した。

言われるがまま椅子に座ってあたりを見渡す。

何かしてしまったのだろうか。

ただの世間話だったら休憩室でも出来るのに

なんで…？

「Aくん。君はよくやってるよ。この店にとっては有難い存在だ。」

『あ、ありがとうございます』

「それと…」

コトンと湯気を纏ったコップが机に置かれる。

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「…今日は何で遅れてきたんだ？」

『す、すみません！連絡もなしに遅れたりしてしまって』

「はは、俺はそんなんで怒らないよ。…ちょっとこっちにおいで」

『え、』

「いいから」

先輩の隣に重い足取りで腰を下ろすと

先輩はコーヒーをひとすすりした。

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