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・
『ん…』
違和感に重たい目を開けると
鎖骨の上に誰かの腕がある
ちらっと横を見ればドアップでテヒョンさんが寝ていた
あれ、確か…あの後そのまま寝ちゃってたんだっけ。
むくっと起き上がると、隣から唸り声が聞こえ
起こさないようにそっと布団をかけ、寝室を出た。
…洗面台使ってもいいかな？
・
顔を洗った後、ふとキッチンに目が行く
このまま出て行くのは何か呆気ない気もするし簡単なものでも作っていこう…
『失礼しまーす…』
「何してんの」
突然後ろから声が聞こえ、冷蔵庫のドアを勢く閉めて振り返るとそこに髪の毛ボサボサのテヒョンさんがいた。
まだ目が座っている。
『あ、えっと…何か朝ごはんでも作ろうかなって思って…ご』
「朝ごはん？」
いきなり目を輝かせてぐいっと距離を詰めるテヒョンさんに、吃驚して反射で後ろに一歩下がる。
「俺、味噌汁がいい！あ！あとキムチも！あっ…味噌あったっけ…
と、とにかく俺顔洗ってくる！」
慌てた様子で洗面室に走っているテヒョンさんを見てつい口が緩んだ
・
『えーと…味噌…あった。』
なんだ、あるじゃん。
しかも新しいやつ。使ってる気配はないけど
ちらっとキッチンの外に目をやると、そわそわした様子で髪を何度も直しているテヒョンが立っていた
こちらに気が付くとバッと
手を後ろに隠してぎこちない歩き方で歩いてきた。
「…おはよう、A」
『？おはようございます』
さっきの元気なテヒョンさんはどこに行ったんだ。
心做しか緊張しているように見える
「俺、あの後…変なことしてないよね？」
『へ？』
「えっと…その……抱きしめた後からの記憶が飛んでて…もしかして酔いが回って」
『それなら大丈夫ですよ、そのあと二人で寝ちゃってただけです』
「はあ〜…良かった……ねえそれより、それ味噌汁？」
いきなりテヒョンさんが後ろに回ってきて、
そのまま腰に腕を回された。頭は肩において鍋の中を覗き込んでいる
近い…！
相変わらず手の早さは変わっていないようだ…
「いいじゃん照れなくても」
顔を真っ赤にして腕を叩くと、
彼は笑いながら強く抱きしめてきた
ピンポーン
突然玄関のインターホンが鳴った。
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狐(プロフ) - タピオカさん» アイディアありがとうございます！最近作成しようか迷っていた所でした…。時間があれば是非！ありがとうございます！ (2018年3月2日 23時) (
レス) id: 0ded4c7b3a (このIDを非表示/違反報告)
v love - 現実になったらいいのに笑 (2018年2月18日 1時) (レス) id: a9472cffab (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新楽しみ待っております^^ (2018年2月15日 11時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
R - 更新待ってました！！(>_<)これからも頑張ってください！応援してます！！ (2018年1月27日 1時) (レス) id: ba2a671ee4 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - やばぱり最高！！！！！ (2017年11月26日 22時) (レス) id: 9a28dc2523 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒロ | 作成日時：2017年8月23日 21時
