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「…」
『…』
酔い潰れたテヒョンさんは半開きの目でじっとこちらを見つめている
今日振った相手とまさか同じに日に会うなんて
最悪だ
しかもユンギさんの前。
テヒョンさんは暫く見つめた後、口を緩ませてへへ、と笑った
「夢かぁ、ならいいや。…ん！」
両腕を突き出し、まるで抱っこしてと言っている子供のような行動をする彼に動揺が隠しきれなかった
チラッとジミンさんに助けを求めると、何故か微笑ましそうに笑っていた
ダメだ。この人は頼りにならない
テヒョンさんの伸ばされた腕を掴んで立たせると
そのまま腰に腕を回して抱きしめてきた
「ひゅ〜！おあついね〜」
『ジミンさんは後で殺します』
大体どの位飲ませたんだ…
酔いすぎでしょ、
「んーAの匂いがする」
彼はぎゅっと強く抱きしめて首に顔を埋めた
彼のサラサラの髪が首と頬を撫でる
くすぐったい
テヒョンさんを離そうと肩を押そうとした瞬間
ちゅ、というリップ音と同時に耳に柔らかい感覚がした
それが何なのか理解するのにさほど時間はかからなかった。
テヒョンさんはこちらの事なんてお構いなしに耳で遊んでいる
かぷっと優しく噛んだり、まるで割れ物を扱うかのようにキスをしたりとやりたい放題だ。
幸いユンギさんとジミンさんの方とは反対の耳だが、バレたらまた茶化される…
『…っテヒョンさん、もう帰りましょう』
「…ん、分かった」
今日はやけに素直だ…
机に置いてあった水を差し出すと
素直に飲んでくれた
その間にテヒョンさんのと思われる鞄を手に取ると、
ユンギさんの白い手が私の手を掴んだ
「何かごめんな、俺の身内が」
『っあ！いえ…全然』
「テヒョン担いで帰れるか？無理だっら俺も…」
『全然！！大丈夫です！こう見えても鍛えてるんで！！』
緊張して
また分けの分からない嘘をついてしまった。
鍛えてる女子より可愛らしい女子の方が絶対いいじゃないか…
ユンギさんは目を細めて笑うと「何かあった連絡しろよ」と言った
ユンギさんにお辞儀をして帰ろうとした時
ぐいっと横から肩を引かれる
顔を向けるとテヒョンさんが不機嫌そうな顔をして立っていた
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狐(プロフ) - タピオカさん» アイディアありがとうございます！最近作成しようか迷っていた所でした…。時間があれば是非！ありがとうございます！ (2018年3月2日 23時) (
レス) id: 0ded4c7b3a (このIDを非表示/違反報告)
v love - 現実になったらいいのに笑 (2018年2月18日 1時) (レス) id: a9472cffab (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新楽しみ待っております^^ (2018年2月15日 11時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
R - 更新待ってました！！(>_<)これからも頑張ってください！応援してます！！ (2018年1月27日 1時) (レス) id: ba2a671ee4 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - やばぱり最高！！！！！ (2017年11月26日 22時) (レス) id: 9a28dc2523 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒロ | 作成日時：2017年8月23日 21時
