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「ち、違います…」
「ふーん?昨日と同じ服だけど?」
にやにやと、からかうように目を細めて笑う切れ目の人と
目線を逸らしながら頭を搔くテヒョンさん
『…これは』
「ジミン、ユンギヒョンから電話」
テヒョンさんは言葉を遮って
携帯の画面を彼に見せた
あれ、携帯ないって言ってなかったっけ…
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「ユンギヒョンなんだって?」
「今すぐ来ないと殺すだって」
「やっば、絶対昨日の夜の事で怒ってる」
ジミンさんがこちらをじっと見つめる
「ごめん、ついてきてくれない?」
ジミンさんは私の手首を掴んで
いきなり走り出した
「ジミニヒョン!何でAさんも連れても行くんですか!」
後ろからジョングク君の声が聞こえる
ついてきているようだ
「Aっていうんだ」
「そこはいいですから!」
「まぁまぁ。着けば分かるって」
ジミンさんは適当に返事をすると
後ろから「はぁ…」とジョングク君の溜息が聞こえた
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ジミンさんが突然ある場所で足を止めたので
私もその場で足をとめた
酸素を取り込もうと膝に手をついて
肩を上下させる
テヒョンさん達は余裕の表情で
辺りを見渡す
「あ、ユンギヒョン」
テヒョンさんが指を指した先にはスラッとした男性が4人立っていて
そのうちの1人がこちらに気付くと
黒いマスクを顎まで下げてこちらに歩いてきた
「やー、俺の眼鏡壊した上に遅れてくるとはいい度胸だな、ジミン」
「す、すみませんでした…」
男の人の白い手がジミンさんの肩に触れる
「覚悟は出来てんだろうな」
不穏な空気が流れ出した時
突然ぐっ、とジミンさんに手を引かれ
その男の人の前に立たされる
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固まる男の人と
私の背中で顔を隠すジミンさん。
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…利用された
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狐(プロフ) - タピオカさん» アイディアありがとうございます!最近作成しようか迷っていた所でした…。時間があれば是非!ありがとうございます! (2018年3月2日 23時) (レス) id: 0ded4c7b3a (このIDを非表示/違反報告)
v love - 現実になったらいいのに笑 (2018年2月18日 1時) (レス) id: a9472cffab (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新楽しみ待っております^^ (2018年2月15日 11時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
R - 更新待ってました!!(>_<)これからも頑張ってください!応援してます!! (2018年1月27日 1時) (レス) id: ba2a671ee4 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - やばぱり最高!!!!! (2017年11月26日 22時) (レス) id: 9a28dc2523 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒロ | 作成日時:2017年8月23日 21時