21*JK side ページ21
・
Aさんは両手にタオルを持って
座りながら『おいで』と微笑んだ
・
一瞬躊躇したが、こんな機会もう一生ないかもと思い、恐る恐るAさんの膝の間の床に座った
『ん、あのシャンプー使ったんだ。いい匂いする』
タオルで俺の髪を優しく拭きながら
Aさんは髪に顔を近付ける
「は、はい…すみません」
『全然いいよ！あれ結構お気に入りなんだよね』
後ろで嬉しそうな笑い声が聞こえた
・
・
『なんかこうしてるとカップルみたいだね』
突然の爆弾発言に一気に顔が熱くなる。
後ろ向いてて良かった
・
俺は緊張を紛らわしそうと「そういえば…！」
とわざとらしく話を逸らした
Aさんは手を動かしながら『ん？』と
俺の顔を覗き込む
ぎ、逆効果…
話を逸らしたのは良いものの
何を話せばいいか分からない
・
・
・
「好きな人、とか…いますか」
Aさんの手がピタッと止まる
ふっ、と後ろでAさんが吹き出した
俺は恥ずかしさで顔を赤くして後ろを振り返るとAさんは笑いを我慢していた
「何で笑うんですか！」
『ごめん、可愛いなって思って』
笑っているAさんに心臓がどきっと跳ねた
頬を膨らませ不機嫌なフリをして
背中を向けるとAさんは『ごめんごめん』と言って再び手を動かす
・
『はは、今はいないよ』
「今は、って事は前はいたんですか」
『高校生の時の話だよ。私の片思いだったけど』
・
ずるい、Aさんが好きになってくれるなんて
・
・
・
突然Aさんは手を止めると
俺の肩をポンと優しく叩いた
後ろを振り返るとAさんは
『終わったよ』と一言言った
・
俺はそのまま後ろに体重をかけ
Aさんの足にもたれかかった
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狐(プロフ) - タピオカさん» アイディアありがとうございます！最近作成しようか迷っていた所でした…。時間があれば是非！ありがとうございます！ (2018年3月2日 23時) (
レス) id: 0ded4c7b3a (このIDを非表示/違反報告)
v love - 現実になったらいいのに笑 (2018年2月18日 1時) (レス) id: a9472cffab (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新楽しみ待っております^^ (2018年2月15日 11時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
R - 更新待ってました！！(>_<)これからも頑張ってください！応援してます！！ (2018年1月27日 1時) (レス) id: ba2a671ee4 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - やばぱり最高！！！！！ (2017年11月26日 22時) (レス) id: 9a28dc2523 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒロ | 作成日時：2017年8月23日 21時
