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店を出た後、私は家を真っ直ぐ目指して歩いていた。1歩後ろにはジョングク君。
会話はない。
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『あ、あのジョングク君…?嫌ならもう…』
「いえ、家の前まで送ります」
…困った。
後ろを着いてくるジョングク君が気になりつつも、私は早く家に着いて彼と別れようと早歩きをした。
「Aさんって」
突然背後から名前を呼ばれた瞬間、
右手首をグイと後ろに引かれた。
その衝撃で私は足を止め後ろを振り返る。
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「彼氏いるんですか」
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無表情で問われた質問に
ついカチンと来てしまった。
そもそも初日で少し話をしただけの他人に
人様の恋愛事情を聞くものか。
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『…さぁ』
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強がって出た曖昧な言葉。
その言葉にジョングク君は眉間にしわを寄せる。
「いるんですか、いないんですか」
ぐっと手首に力が入った。
だがここで折れてたまるか、と謎の反抗心が顔を出す
バッ、と手を振り払ってジョングク君の目を真っ直ぐみて
『家、この先だから。もう大丈夫ありがとう』
そう言葉を投げ捨ててジョングク君と別れた。
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部屋の前に立ち
鍵穴に鍵を差し込み右に捻ると
ガチャと明らかに私の扉ではない開閉音が聞こえてきた。
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『あ…』
「…………………どうも」
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隣の部屋のドアの前に立っていたのは
昨日の美形さんだった。
その瞬間昨日の夜の出来事が脳裏にフラッシュバックする
「…昨日……」
『あーーー!!!!!!そういえば御挨拶まだでしたね!!!』
突然の大声にびっくりしたのか彼の肩が軽く跳ねる。
私は乱暴にドアを開けて
靴箱の上に置いてある箱を手に取り
その人に渡した。
『こ、これ!!つまらないものですが…』
お決まりのセリフを言うと、男の人は目を丸くしている
頼むから早く受け取ってくれーー!!!!
男の人は「ありがとうございます…」と言って箱に手を掛けたその時だった。
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「テヒョン……?」
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狐(プロフ) - タピオカさん» アイディアありがとうございます!最近作成しようか迷っていた所でした…。時間があれば是非!ありがとうございます! (2018年3月2日 23時) (レス) id: 0ded4c7b3a (このIDを非表示/違反報告)
v love - 現実になったらいいのに笑 (2018年2月18日 1時) (レス) id: a9472cffab (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新楽しみ待っております^^ (2018年2月15日 11時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
R - 更新待ってました!!(>_<)これからも頑張ってください!応援してます!! (2018年1月27日 1時) (レス) id: ba2a671ee4 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - やばぱり最高!!!!! (2017年11月26日 22時) (レス) id: 9a28dc2523 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒロ | 作成日時:2017年8月23日 21時