5 ページ5
・
頼まれた所を文句一つ言えない出来栄えにしてやった。
ふぅ、と息を吐いて
モップと水の入ったバケツを持ち上げながら
休憩室のドアを押す
部屋には誰もいなかった。
まぁ、今は客足が多い時間帯だししょうがない
だろう。
・
掃除用具を片していた後、
給湯室で1杯コーヒーでも飲もうかと
足を踏み入れた瞬間だった。
・
・
「…っ、グク…」
・
・
・
ポットや電子レンジが置いてある高い台の上で女の人が制服の白いワイシャツを第三ボタンまで開けて白い肩を露わにしていた。
女の人の腰に手を巻いているのは
・
さっき掃除を支持してきた男だった。
・
私に気付いたのか女の人は
顔を赤くして両手で肩を隠した。
「じゃ、じゃぁまた!」と焦った様子で走りながら給湯室を出ていく。
給湯室には私とさっきの男の人。
・
気まずい。
・
『ハハ、彼女さんですかー?可愛らしい方ですねー、すみませんお邪魔しちゃってー』
片手でポットにコップを注ぎながら
思ってもいない事を愛想笑いをしながら
この場を偲んでみる。
するといきなり男の人が口を開いた。
・
「彼女じゃない。」
『は?』
・
何を言ってるんだろうこの人は。
突然なにを言い出すかと思えば
彼女じゃ無ければこんな事する理由がないじゃないか。
・
「…して欲しい、って言われたから…」
俯きながら話す男の人。
・
『嫌なら何で断らなかったんですか。』
温まったマグカップの取っ手を持ちながら
その人に聞く。
・
・
「結構、タイプだった」
・
・
2938人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
狐(プロフ) - タピオカさん» アイディアありがとうございます!最近作成しようか迷っていた所でした…。時間があれば是非!ありがとうございます! (2018年3月2日 23時) (レス) id: 0ded4c7b3a (このIDを非表示/違反報告)
v love - 現実になったらいいのに笑 (2018年2月18日 1時) (レス) id: a9472cffab (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 更新楽しみ待っております^^ (2018年2月15日 11時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
R - 更新待ってました!!(>_<)これからも頑張ってください!応援してます!! (2018年1月27日 1時) (レス) id: ba2a671ee4 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - やばぱり最高!!!!! (2017年11月26日 22時) (レス) id: 9a28dc2523 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ヒロ | 作成日時:2017年8月23日 21時