九二 ページ42
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「で、この花はなんなんですか」
「信長がくれた」
「へぇ、割とイチャついてますね。美味しいです。どーゆー経緯で先生にあげたのか気になりますね〜」
荒川は1つ、ラベンダーを取って見つめた。そして、あっ、何かを思い付いたようで何本かラベンダーを持った。
「先生、これ少し貰いますね。後で返します。
あ、そうそう。全然関係ないですけど、ラベンダーの花言葉は、あなたを待っています、なんです。なんかロマンチックじゃないですか？おいしいですね」
「ふーん」
花言葉なぁ。興味ねぇな。
こんなに、ラベンダーくれたらどんだけ待ってるんだよ。てなるけど。(ロマンがない)
「で、話戻りますけどどうですか」
「してない。なんもしてない」
「…まさかっ…BLには珍しい…セ《自主規制》レス…」
「てめぇ言葉に気ィつけやがれ」
荒川はにっこにこと笑いながら、部屋を出ていった。本当、アイツの中で俺どうなってんだ。ふと、部屋の隅に荒川の荷物があり、紙がはみ出していた。
「…ま、別に見ても…」
紙を鞄のようなものから引っ張り、裏返した。
「……」
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「いや、いやいやいやいやいや…俺じゃねぇし…」
また、そっと紙をまた覗く。
この髪の色は…
俺だわ。
「……見てない見てない俺は何も。つか、絵が上手いな荒川…、っじゃねぇよ…。えっ…えぇ…、ん、んんん……」
「入るぞ」
「のぶっ…！ちょ、待って！！」
神出鬼没過ぎだろ。この展開は完全にフラグだ。戸が開いた時には荒川にはまぁ…悪いが、紙を握り締めて背中に隠すことしか出来なかった。
出て行こうか。今なら間に合う。
「何か用か！用なんてねぇよな！じゃあな！！」
戸に手を掛け部屋を出ようとしたら、肩を掴まれた。嘘だろ。何となくわかってたような気がするけど。
「待て」
「逆にちょっと待て！？」
「落ち着け、阿呆。…なんだその紙は」
焦って両手で信長を抑えていたため、軽々しくソレを奪われてしまった。
自分の口がぱくぱくとして、顔に熱が集まるのを感じる。そして、当の本人は俺とソレを交互に見ていた。
「そのっそれはっ…荒川が持ってたヤツで…っ…俺は何も…！！」
俺はどうすればいいんだ。やばいやつだと思われてるぞ、絶対！！
「……相変わらず馬鹿だな。貴様は」
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大手裏剣(プロフ) - 月夜さん» いえ！こちらこそありがとうございます。10月始めまでには公開出来るように頑張ります！ (2019年9月28日 22時) (
レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 大手裏剣さん» あ”あ”あ”(( レスありがとうございます!! 続編、楽しみにしてます^^ 体に気をつけて頑張ってください!! (2019年9月26日 22時) (レス) id: fafc33f615 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - 月夜さん» おわわ！！めっちゃ嬉しいです！私も信長様好きです。惚れました。恐らく、近頃続編が公開出来ると思います！楽しみにして下さると嬉しいです！！ (2019年9月26日 22時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 一気読みしました!! オリジナルBL読むの初めてだったんですが……………。 どちゃくそ好みでした(( いや、信長様イケメンすぎか。惚れるわ。更新頑張ってください!! 応援しています^^ (2019年9月26日 18時) (レス) id: fafc33f615 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - 月希さん» 出来れば…私のボードでお願いします。リクエストはお受けしますよ。 (2019年8月8日 11時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大手裏剣
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oh19years/
作成日時：2018年9月14日 21時
