九十 ページ40
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「私、浅井長政様に嫁ぐの。
ねぇ、帰蝶様は政略結婚してよかった？」
「…まぁ、良かったとは思っている」
お市ちゃんはじーっと俺の顔を見て、にっと口角を上げた。
「帰蝶様、兄上のこと嫌いだったでしょ？
喧嘩ばっかりしてたもん。あ、今もか…ふふ」
「したくてしてるわけじゃ…ない。多分」
「喧嘩するほど仲がいい。でしょ。
毎晩一緒に寝てるって最近噂されてるよ」
なんだその噂。誰だ言ったの。ぶっ殺す。
「…馬鹿か、ただの噂だ」
「帰蝶様、声裏返ってるよ」
「気の所為だ」
「ぷっ、あはははっ！！」
突然吹き出し、声を上げて笑いだしたお市ちゃん。若干恥ずかしくなって、甘味を口に入れて顔を逸らした。
「帰蝶様のおかげで元気でた。
私、長政様と幸せになるよ」
「…そうか」
浅井は
信長に滅ぼされるんだがな。
そんなに清々しく言われると複雑だ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「お願いしやす！！どうか、信長様の家臣に加わってくれないですかいっ？」
「お断りします」
久しぶりに見た木下藤吉郎。いや、改めて羽柴秀吉となった。
信長が美濃攻略の戦に負けた斎藤軍の竹中半兵衛を生かしたんだろう。頭が切れて、知略に長けてる。
「あっ、帰蝶様。お久しぶりです」
「嗚呼。久しいな、半兵衛」
…身長伸びてる。
「帰蝶様ぁ〜、帰蝶様からも半兵衛殿を説得してくれちゃいただけやせんか…？」
「信長から何を命令されたかは大体分かった。
だが、断る」
よし決まった。1回言ってみたかった。
俺が何故断ったか。
竹中半兵衛は普通に信長の軍師になる。まぁ、正しくは信長の家臣、豊臣秀吉の軍師。
俺が口を出さずとも半兵衛は秀吉について行くんだ。
「秀吉さん、貴方はどうして信長さんに従うんですか。
桶狭間での卑怯で、苛烈な戦をする魔王に」
なんという顔で聞けばいいのか。
悪いようにっていうか、ディスられてるけどまぁ事実だし、性格も良いとは言えない。(ディスってる)
「そんなことないですよ！」
一瞬苦笑いを見せながら、秀吉さんすぐに否定した。
俺だったらそれな。とか言うんだけど。
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大手裏剣(プロフ) - 月夜さん» いえ！こちらこそありがとうございます。10月始めまでには公開出来るように頑張ります！ (2019年9月28日 22時) (
レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 大手裏剣さん» あ”あ”あ”(( レスありがとうございます!! 続編、楽しみにしてます^^ 体に気をつけて頑張ってください!! (2019年9月26日 22時) (レス) id: fafc33f615 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - 月夜さん» おわわ！！めっちゃ嬉しいです！私も信長様好きです。惚れました。恐らく、近頃続編が公開出来ると思います！楽しみにして下さると嬉しいです！！ (2019年9月26日 22時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 一気読みしました!! オリジナルBL読むの初めてだったんですが……………。 どちゃくそ好みでした(( いや、信長様イケメンすぎか。惚れるわ。更新頑張ってください!! 応援しています^^ (2019年9月26日 18時) (レス) id: fafc33f615 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - 月希さん» 出来れば…私のボードでお願いします。リクエストはお受けしますよ。 (2019年8月8日 11時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大手裏剣
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oh19years/
作成日時：2018年9月14日 21時
