七六 ページ26
今更ですが、七二のお話に宣伝したまんぷく五郎さんにこの小説を書いて頂いたものが完結しました。尊いです、まぢしんどい、ありがとうございました。
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「きちょーさまあ"あ"あ"!!」
「煩いぞ、馬鹿千代」
涙に鼻水垂らして、…ひでぇ顔。
「殿にまつ盗られた!!」
「あっそう…あ?なに?」
「俺、まつがすきなの!でもまつは最近は殿のことばっかり考えてるの!どうしようきちょーさまぁー!!」
結局、まつは顔を選ぶ、と。まぁ、犬千代は決してブスとかではないが。…犬だな。動物だ。
「…確かに恋煩いのようだな。信長は別に何とも思ってないだろう、さっさと取ればいい」
「殿に失礼かも!!」
お前の頭に失礼という言葉はあったんだな。
「誰構わず色気振り撒く変態よりお前は失礼ではない」
「いろけ?へんたい?」
「…気にするな。信長の性格を知れば自然と離れていくだろう」
変態、ドS、性格悪い、口悪い、ストレート、デリカシーない、変態。
大切なことだからもう一回。
変態。
「えぇ、本当…?」
「断言は出来ないが…」
「きちょーさまのバカ!!とののことばかにしちゃだめ!」
「は?」
突然、そう言うと号泣しながら俺の前を風の如く走り去っていった。
…なにか気に触ることを言っただろうか。
「…どうしたものか。あの変態、女には少々緩いらしいしな変態」
仕方ない、さっさと馬鹿千代とくっつけさせるか。
何したらいいんだ…吊り橋効果とか?
「吊り橋とかあんのかなぁ…」
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通りかかった奴。どうも気が合わない柴田勝家に聞いてみた。
「吊り橋…今川領の方へ向えばあるかと。」
遠回しに捕らえられろ、と言ってる。一発殴りたい。
「そうか」
俺はニコニコと笑ってやり、また城の中を歩き出した。(目が笑ってない)
しばらく歩き回ってると、池田恒興を見つけた。
「帰蝶様、まだお休みになられてないと…」
「大丈夫だ。恒興、吊り橋とかここらにあるか」
「吊り橋ですか…ないですね」
あの野郎ありもしないところに行かせようとしてたな。
「…怖いところは」
「怖い?…あぁ、清洲寺ですかね。落武者の怨霊が彷徨ってるとか。まぁ、噂でしょうけど」
「ほう」
決まりだな。
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大手裏剣(プロフ) - 月夜さん» いえ!こちらこそありがとうございます。10月始めまでには公開出来るように頑張ります! (2019年9月28日 22時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 大手裏剣さん» あ”あ”あ”(( レスありがとうございます!! 続編、楽しみにしてます^^ 体に気をつけて頑張ってください!! (2019年9月26日 22時) (レス) id: fafc33f615 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - 月夜さん» おわわ!!めっちゃ嬉しいです!私も信長様好きです。惚れました。恐らく、近頃続編が公開出来ると思います!楽しみにして下さると嬉しいです!! (2019年9月26日 22時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 一気読みしました!! オリジナルBL読むの初めてだったんですが……………。 どちゃくそ好みでした(( いや、信長様イケメンすぎか。惚れるわ。更新頑張ってください!! 応援しています^^ (2019年9月26日 18時) (レス) id: fafc33f615 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - 月希さん» 出来れば…私のボードでお願いします。リクエストはお受けしますよ。 (2019年8月8日 11時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:大手裏剣 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oh19years/
作成日時:2018年9月14日 21時