七一 ページ21
「ごごごご無礼をお許しください。帰蝶様…！私は信長様とは…！」
「何もない」
「あぁ、そうなんだ。…え？」
俺は何に嫉妬していたんだか。自分で呆れる。
「吉乃の子の父が俺ということにしておく。少しは家臣共落ち着くだろう。A、口外は子を殺すことだと思。」
「う、うっす」
ん？でも幸は夜、俺の話し相手を…。
「いつ、幸と会ってたんだ」
「ここに来る前から昼間に会わせた。夜は不審に思われるから駄目だ」
あーらら、真っ昼間からね。()
幸がね、意外だ、うんうん。
「幸は賢者タイムで俺と話してたのか。いや、でもちゅーされたよな」
「ほう。」
え、何か地雷踏んだ？
「いや、えっと慰めとか、ちょっと疲れてたんじゃね！？」
ちょっと待っていきなり過ぎて。
「上書きしなければな。」
「待っ……みられっんぅ、」
苦しくて目に涙が溜まった。俺の顔は真っ赤な林檎のようになっているだろう。
人前でこんな深く口吸いするなんて。
「ふざけんなっ信長…」
「信長様が帰蝶様に御執心な理由がわかりました。帰蝶様、色っぽいですし可愛いからですね」
色っぽい…？かっかっ可愛い…？？？
嬉しくねぇ…
「フン」
「では、私は失礼致します」
にこりと笑うと部屋から出ていった。
「貴様、死ぬ気でいたな」
「そりゃな」
「俺が言ったことを忘れたか。俺と共に死ね、俺はそう言った」
そういえば言ってたな。
「だって、助けに来てくれないと思ってたから」
その言い訳は信長は俺の目をじっと見て離さないから、恥ずかしくなって声は小さくなった。
「A」
「なに」
信長は柔らかく笑った。
心臓が高く波打っていく。
「愛してる」
「…うん」
俺も返した方がいいんだろうな、と思って返そうとするが恥ずかしくて中々言えない。
ただ、顔を真っ赤にして黙ってることしか出来ない。
信長はふ、と笑うと俺の指に信長の指を絡めると、優しく唇を重ねた。
「…おっ…俺だって、信長のこと愛してるからな…！もう知らねーぞ…俺、…信長から離れないから…」
顔を逸らして小さい声ながら言った、ちらりと信長を見ると少しだけ照れてるのか、赤面してた。
「今、照れた！！」
「黙れ、マヌケ。」
「あほ！」
俺も言い返した。信長はじーっと俺を見て両頬を掴み、笑いだした。そして、俺はあまり動かない手で信長の片頬を引っ張って笑った。
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大手裏剣(プロフ) - 月夜さん» いえ！こちらこそありがとうございます。10月始めまでには公開出来るように頑張ります！ (2019年9月28日 22時) (
レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 大手裏剣さん» あ”あ”あ”(( レスありがとうございます!! 続編、楽しみにしてます^^ 体に気をつけて頑張ってください!! (2019年9月26日 22時) (レス) id: fafc33f615 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - 月夜さん» おわわ！！めっちゃ嬉しいです！私も信長様好きです。惚れました。恐らく、近頃続編が公開出来ると思います！楽しみにして下さると嬉しいです！！ (2019年9月26日 22時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 一気読みしました!! オリジナルBL読むの初めてだったんですが……………。 どちゃくそ好みでした(( いや、信長様イケメンすぎか。惚れるわ。更新頑張ってください!! 応援しています^^ (2019年9月26日 18時) (レス) id: fafc33f615 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - 月希さん» 出来れば…私のボードでお願いします。リクエストはお受けしますよ。 (2019年8月8日 11時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大手裏剣
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oh19years/
作成日時：2018年9月14日 21時
