sakura四十二枚 ページ5
あ、ビンタどころか感謝してくれた……良かった……
……
......けど、アレ？
この優しい微笑み、どっかで見たことあるような......気のせいかな......？
なんだか初対面に思えなくて、思わず女性をじっと見つめていると......
「あの、顔に何か付いてますか......？」
と、不思議そうに聞かれてしまった。俺は慌てて、
「あ、いや、別に......そ、そうだ！ 家の近くまで送りますよ」
親切を装って誤魔化した。
けどこれ下手したら弱っている女性の住所を特定しようとしている危ない奴に思われかねないよな......
俺通報されるんじゃ......と、チラと女性の方を見ると、
「え、いいんですか......けど、明日平日だし遅くなるのはまずいんじゃ......明日学校でしょ......？」
「あ、いえ、大丈夫です。塾の日とかこれくらい遅いんで......」
「じ、じゃあお願いします」
......なんも疑われなかった。心配された。普通にお願いされた。
......大丈夫かなこの人。こんな感じだからあんな変な奴に絡まれるんじゃ......
そんなことを思いながら、俺は女性について歩いて行った。初対面だから当然会話もなくて、ものすごく気まずかった。
しばらく歩いて、女性は立ち止まった。
「ここまでで大丈夫です。本当にありがとうございました」
「いえ、気をつけ......」
気をつけてくださいねと言おうとした、
次の瞬間、
唇に柔らかいものが触れ、目の前には女性の顔があった。
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くろヰ(プロフ) - 黒星さん» こちらにもコメントありがとうございます！遅くなってしまい申し訳ありません汗 若干スランプ気味なのですが、頑張ります！ (2019年7月12日 23時) (
レス) id: 55eb3eeca7 (このIDを非表示/違反報告)
黒星 - 早く続きがみたいですね!連載頑張って下さい! (2019年6月4日 18時) (レス) id: a851782061 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろヰ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hagemaru101/
作成日時：2019年6月3日 1時
