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sakura四十一枚 ページ4

「っと......」

掴みかかろうとしてきた相手を反射的にかわす。

相手の舌打ちと、女性の安堵のため息が聞こえた。

我ながら、ちょっとカッコよかった気がする......

なんて余計なことを考えて、俺は女性の手を取って走り出す。後ろからの足音で、追われていることがわかった。

......しつこすぎんだろ

間違いなく、今すぐに逃げないといけない状況。

けど、女性はものすごく足が遅かった。お酒臭かったし、もしかしたら酔っているせいもあるのかも。

......まぁ、理由はなんであれ、この調子じゃ追いつかれる。それはすごく良くない。

そう思った俺は、死ぬほど申し訳ない気持ちで女性をお姫様抱っこして走った。幸い女性はすごく軽くて、案外楽々走れた。

...

しばらくして、やっと足音が消えたので女性を下ろす。

「すみません......いきなりあんな状態で走っちゃって......」

ずっと申し訳ないなと思っていたので、俺は頭を下げて謝罪した。

......けど、いきなりあんな密着とか普通に嫌だろうし......謝って許してもらえるかな......

いや、ダメかも……ビンタくらいは覚悟しよう……そう思って心配しつつ、少し顔を上げて女性の方を見ると、女性が優しく微笑んでいた。

「いえそんな......謝るのは私の方です......本当に、助けてくださってありがとうございました......」

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くろヰ(プロフ) - 黒星さん» こちらにもコメントありがとうございます!遅くなってしまい申し訳ありません汗 若干スランプ気味なのですが、頑張ります! (2019年7月12日 23時) (レス) id: 55eb3eeca7 (このIDを非表示/違反報告)
黒星 - 早く続きがみたいですね!連載頑張って下さい! (2019年6月4日 18時) (レス) id: a851782061 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くろヰ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hagemaru101/  
作成日時:2019年6月3日 1時

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