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 水柱 × 陽 ページ47

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  くじの後、義勇の屋敷に来た3人。






 待っていた真菰も混じって先ほどから縁側で話をしているのだが.....


 


錆「なぁ義勇、そんな隅の方じゃなくってもっとこっち来いよ」


真「そうだよー」


義「 (お前たちはもとより知り合いなのだろう、それなら) 俺はいない方が いい」


陽「何となくだけど、カッコの中がわかった気がする.....」


錆「すまない、いつものことなんだ.....」






 1人錆兎たちから離れて縁側のはしに座る義勇に顔を見合わせて困ったように笑った。






陽「にしても、姉さんの予言は的中したね。 すぐに柱になっちゃった」

錆「俺からしたら8年は結構長いんだが.....。
 陽からしたら8年なんて一瞬なんだろうな」


陽「こんな見た目だけど精神年齢は1000歳超えだからね、僕!」








 あはは、と笑いながら会話は弾んでいく。


義勇を除いて、だが.......。

 


 箸の方からチラチラとこちらを見る義勇に、陽たちは心の中でガッツポーズをする。





 

 あともう一押し........!






 

真「そうだ!陽、そんなに生きてたら1人位思い入れのある隊士はいないの?」


陽「いるよ!確か400年くらい前.....。

 “神の愛し子”を具現化したような人でね、無惨を追い詰めたこともあるくらい強かったんだ。
 
 縁壱さんって人。“始まりの呼吸の剣士”って言ったら伝わるかなぁ」


錆「聞いたことはあるな.....。
何か関わりがあったのか?」





 

 懐かしい記憶を思い出すかのように目を閉じた陽。

 口元は、わずかに微笑んでいた。





陽「無惨(兄さん)つながりで仲良くなってねぇ、よく鍛練の相手をしたりしたんだ。
 ......無惨(兄さん)が炭治郎を執拗に狙うのも縁壱さんが関係してるんだろうなぁ.....」


義「どういうことだ」


錆「やっと食いついてきたか.....」





 呆れたようにため息をつく錆兎を横目に、陽は話しを続ける。








陽「炭治郎の目と髪、赤みがかってるでしょ? 赫杓の子.....だっけ。縁壱さんの髪や目もそうだった。額の痣も似ていたし、それに耳飾りも。朝日が描かれた花札.....。

 無惨が炭治郎を狙うのは多分、縁壱さんの面影を重ねてるから」


義「そういうことだったのか.....」


真「炭治郎の話しは熱心に聴くんだね」


 
 あ、と声をもらす義勇に他の3人も思わず笑みを溢した。





 






 水柱邸の夜は、ゆっくり更けていく。
 

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(プロフ) - ケチャップさん» コメント有難う御座います!これからもどんどん辛辣になっていきます(笑)。ちょくちょく覗いていただけたら嬉しいです! (2019年12月12日 6時) (レス) id: 6fa178c93b (このIDを非表示/違反報告)
ケチャップ - 妹とかが辛辣なのめっちゃ面白い (2019年12月10日 17時) (レス) id: 0399b1d0a7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 2人で頑張りましょう! 体調には気を付けて........! (2019年11月30日 7時) (レス) id: 6fa178c93b (このIDを非表示/違反報告)
冷月 - こんにちは。作者の冷月です!今日から私も更新がんばります!!!! (2019年11月30日 3時) (レス) id: 0628a6c5b2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 申し遅れました、零って書いてありますがこのはです。 (2019年11月20日 20時) (レス) id: 6fa178c93b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:冷月、このは | 作成日時:2019年11月7日 15時

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