【短編集】上弦＋αには妹弟がいるようです

　おまけ ページ12

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晟「音凛ちゃん､どうだった？」


音「今回も無事､兄者の芸術(笑)を壊すことが出来ました。これも全て､晟崋と猗窩座殿のお蔭。いつも頼りっきりでかたじけない...」



　音凛の使用する術は猗窩座兄妹の使う武術に習ったものだ。地道に教えてもらい､今のこの威力に達している。




　申し訳なさそうに笑う音凛に､兄妹は顔を見合わせた。



猗「何でお前が謝るんだ？お前の“それ”は自身の努力の結果だろう」


晟「そうだよ！それに私もあの壺､怖くて嫌いだもん。壊してくれてありがとう！」



　笑顔で告げた兄妹に､音凛の表情が明るくなっていく。



音「お二方...！こちらこそ有難う。

改めて､これから宜しくお願いします！」


晟「勿論だよ」


猗「当たり前だろう」





　しばらくほわほわとした空気が続いたのは言うまでもないだろう。









黒「仲がいいのは...良いことだ...」

渚「そうだね！」

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