MONSTAXの最年長Lineの1人は (ページ22)

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久しぶり　　XMside ページ22

カフェでMカを見ていると
珍しく来店者が来た

「相変わらず空いてるね」

ﾏｽﾀｰ「ここ１週間半来なかっただろ」

「まぁね。作業してたんだよ」

俺のことを見ると
子供っぽく無邪気に笑った

XM「久しぶり」

「久しぶりですね」

XM「なんでたまに敬語になるんだよ、お前は」

デコピンすると
額を押さえながら
えくぼを浮かべた

XM「棘は引いたみたいで」

「出す暇がないんだよ」

ﾏｽﾀｰ「今日は何だ」

「ブラックで」

久々にブラックを頼むと
俺の向かいに座った

そこはAの指定席

「マスターに教えてもらったでしょ」

ふわりと香る
Aのバラの香り

XM「マスターが教えてくれたの」

「いいでしょ、この席」

バラを眺めながら
マスターのコーヒーを飲むAの横顔は
とても綺麗だった

XM「ジョンイナがヌナのダンスまたレベルアップしてるって笑」

「レベルアップじゃない。元から出してなかっただけ」

コーヒーカップを置くと
ため息をついた

「正直、この一週間はきつかったよ。宿舎に帰ればあいつらに当たりそうだったし」

ほら、塩対応のくせに
メンバーのことをしっかり考えてるし

「自分の過去を話した方がいいのかって」

珍しく弱々しい声で

「でも、まだ・・・怖いんだよな」

泣きそうな顔をして
話すAは

「楽になりてぇよ」

たまに何を考えてるのかわからない