怪盗は夜に飛ぶ

どうだって言われても ページ15

どうだって言われても困る。
相手は怪盗、犯罪者だ黙ってたら共犯になる
今までいろんな人の大切なものを盗んだかいとうと共犯なんて天国のお母さんとお父さんに会わせる顔がない！

貴「でっ出来ません！」

かみながら必死に言った

d「ふーん」

あれ。思ってたのと違う反応

初めて会ったって顔してる

もしかして覚えて…な・い？
そんなのアリか！

貴「返してください！貴方の盗んだもの全部」


d「君に言われたくないなー」
変わらないなぁ昔と同じこと言って
まっすぐ俺を見つめてくる

貴「はぁ？何を言って…それはこの街の大切なものです！」

d「ヤダよーん」

ムカつく！さっきの礼儀正しさはどこへ行った⁉

後ろを見るにげるなら

チャンスは一度

下は確か垣根があったな、ちょっと怖いけど飛び降りるしかない！

一歩ずつ下がる。

鉄柵のところまできたよ。怖いな、後ろ向きに飛び降りるとか無理無理無理無理無理利ハァー

足が((；ﾟДﾟ)ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙもう…

突然強風が向いから吹いてきてそのまま超えてしまった…これ人生ｵﾜﾀ＼(^o^)／


目を閉じた





d「ちょっと、話の途中でしょ…チッ、」はっ


えっ？


めを見開いた先には、怪盗がいたの……


大切にこの手をまるで宝物のように遠くへ行かないように見失わないように離さないようにそっと


優しくだけどちゃんと掴んでいる


この感覚を覚えている

なのに私はどうして思い出せないの？


.

.

.

.

.

.

.


おばあちゃん私この本が大好き！



昔の私？

どんな本だったけ？


あるものは空を飛び


あるものは風の如く舞


あるものは雷のように消え


あるものは闇に紛れ静かに


あるものは不可能を可能にする


伝説の怪盗のお話


君の全てが欲しい

そうだよ


懐かしい


誰？


この人に


私は心を盗まれてしまったんだ

懐かしい思い出→←空から;小春side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す