【ヒロアカ】ヴィラン受け取り係2 (ページ8)

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ドヤ顔で言った川瀬理論はスルーされた。
しかもなんで着てきたって。少しは褒めてくれても良くないですか。

ちょっとショックを受けつつ爆豪さんがさした方を見ると、"射的成功であんずあめ無料！"との看板が。

「うわぁ！！やばいですね！！」

「だろ？お前そのへんで待ってーーー」

「お待ちください爆豪さん」

ガシリと彼の腕をつかんで、力強く笑って私は言った。

「ここは警察官である私の腕の見せどころでしょう」

射撃訓練だってしたんだ、と腕を見せつけて言うけど、爆豪さんはそんな私を見てハッと笑って、

「恥晒す前にやめとけよエセ警官」

「エセとは失礼な！！こればっかりはバクゴーさんに勝てる自信ありますよ私」

エセに反応してそう言うと、その言葉は、爆豪さんの闘争心に火をつけたようで。

「言ったなコラ」

「ええ言いました」

「勝負しろや」

「臨むところです。負けた方は」

「言うこと1つなんでも聞く」

ふたり同時におんぼろ銃を手にして、コルクの弾を詰め込んだ。

構えた銃口はココアシガレットやキャラメル、ぬいぐるみが並ぶ棚の上に。

大人ふたりが屋台の出店でガチになるという、
ただならぬ雰囲気が周囲を覆った。

「レディー……ファイっ！！」

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