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「…おモテになることで」
潮騒となんだか間抜けなカモメの鳴き声が響く中、
私はぼそりと小さくつぶやいた。
そりゃあね。半裸になったヒーローがビーチでキャーキャー言われるなんて日常茶飯事だろうし、
ましてや爆豪さんだ、日本で知らない人はいないレベルじゃん。
囲まれる彼を見ながら、手に持つうきわとサーフボードをぎゅっと握りしめて。
私はその集団を見つめていた。
……別に睨んでないし。目が勝手にこうなるだけだし。もはやこれが元々の顔だし。
マジで、違う世界の人なんだな。
なんで私なんかと付き合ってるんだあの人。
ほらあの女の子とか、私の倍くらい胸でかいーーー
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作者名：すた | 作者ホームページ：
作成日時：2016年7月14日 23時
