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「……あ」
私と、デクさん。
2人の苦笑いと、気まずい声が一致した。
「…ラブラブやね！！バクゴーくんとAちゃん！！」
「うららかさんんんん！！？？」
「お茶子さんんんん？！！」
私はいい、ラブラブとか言われてもいい、むしろ嬉しい！！
でも、爆豪さんはーーー？！
あっけらかんと言ってしまったお茶子さんと対照的に、
同じことを思ったのか、私とデクさんはゆっくりと爆豪さんの方へ振り返った。
するとそこには、
私の食べかけのアイスを掴んだまま、
ほんのり顔を赤くした爆豪さんがいて、
「「(え、かわいい…)」」
「わ！バクゴーくん照れてる！可愛い！」
「「(麗日さん言った！！！)」」
「あぁ？！誰が可愛いだどっか行けやコラ！！」
叫ぶ爆豪さん。
でも、おふたりも思ったことだろう。
今の彼はきれても可愛いだけだと
「はいはい行きますよ。邪魔しちゃ悪いもんね。二人の時間を」
「2度と現れんなクソが！！」
「あ、待ってくださいお茶子さん！！例の写真、私まだ見てないーーー」
「…あ？例の写真？」
隣で眉を顰める爆豪さんに、
「しまった」と私は固まった。
でも爆豪さんの尋問から逃れられるわけもないので、
おずおずと私は口を開いて、
「まぁそのーーーバクゴーさんの高校時代の写真ですね」
「ハァ？！ーー麗日ァ！！余計なことしてんじゃねぇクソが！！」
「照れないでよ爆豪くん」
「誰が照れるか！！てめぇンな写真送ってみろぶっ殺す！！」
「デクくんに守ってもらうもんねー」
「上等じゃねぇかデクぅ……！！かかってこいや」
「麗日さんんんん？！！」
ぶちぎれる爆豪さんの口に、なんとか私のアイスをぶち込んでその場は収まった。(後でめっちゃ怒られた)
そして結局、爆豪さんを説得して私は彼の高校時代の写真をゲットして。
「可愛い！！！」
「眼科行け」
「今と比較すればまだ可愛げがあるほうですね！！！生意気そうで！！」
「そんなに死にてえならはっきり言えや」
「違います違います！！ちょ、いたい……ギブですギブ！！！」
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作者名：すた | 作者ホームページ：
作成日時：2016年7月14日 23時
