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見下ろして笑う爆豪さんにSっけを感じる。
ああそうじゃんこの人絶対Sだよ。支配欲の塊だよ。
口元に手を当てながら、熱さにぼーっとする頭で爆豪さんを見上げた。
私に馬乗りになる彼は、今度は私のシャツに手をかけてて、さっさか外されてるボタンに私はギョッとして、慌てて胸元に服を寄せた。
「ちょっ、何してっ…」
「わりーな。襲うわ。処女くれ」
「はっ？！なんで知っ…」
「そんくらい見りゃわかる」
顔が熱い。手馴れてる手つきに、爆豪さんはどうなの？と思いながら、
それでもはだけてる胸元への恥ずかしさの方が勝ってて、
「だめですっ！初体験がキスなしとかそれは……それは……！！また、次の機会にーーー」
そう言って見上げると、
そこには口元を手で隠して、ほんのり頬と耳が赤い爆豪さんがいて、
「……俺の方が我慢できねえんだよ、」
そう言ってちろりと私を見た彼に、
この人になら、初めて、あげてもいいや。
そう思った私は単純かな。
「ーーーっ、クソッ、…だいたい、テメェが煽ってきたんだろうが散々よぉ！！」
「だ、だって！部屋に2人限りだったし！ちょっとそういう気分だったっていうかーーー」
「じゃあ腹くくれ。死ぬほど優しくしてやる。安心して泣き叫べ」
「言葉が矛盾してますって…」
そして私はへらりと笑って、
爆豪さんの首に腕をかけて抱きついて。
ゆっくり押し倒されて、いい雰囲気でスタートしたのに、
熱が上がったのか、その時点で思考がショート。
結局何もせず寝てしまい、次の日の朝起きた瞬間、爆豪さんに思っきし抱きしめられ、
「ヤらせろ」
「いやいやいや！今朝っぱらーーー」
朝からのうっこうにキスされたのは、また別のおはなし。
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作者名：すた | 作者ホームページ：
作成日時：2016年7月14日 23時
