■早とちり ページ9
.
「リカバリーガーーール！！！」
「？！今はおりません！！」
バーン！と物凄い勢いで開いた扉。
最近こんなことばっかだななんて思いながら振り返ると、見たことのない人がそこにはいた。
「………？先生ですか…？それとも生徒…？」
ぼんやりと、その人を眺めながらつぶやいた。
ひょろりとした体型。お世辞にも健康的とは言えない細さに、だぼだぼの服、ぎょろりとした瞳。
金髪はだらんと垂れ下がりもう少し切れば？って感じだし、頬もこけていて、全体的に弱々しい感じだ。
ヒーローには見えないな…とか思いながらその人を頭から足先まで眺めていると、
その人は私を見て、まずった！みたいな表情を浮かべて、
「Shit！今の時間は君だったか…」
「(しっと？)あ、はいすみませんこんなやつで…」
「いやいいんだ。また来るよ。じゃ」
「いやいやいや少し待ってください」
ひょろりとした、骨と皮ばっかりの腕をつかんでその人を引き止めた。
「急いでるんだが」と言うその人の言葉を無視して、
私はじとーっとその人の顔を見つめる。
「なーんか……誰かに似てるんだよなぁ……」
「？！」
「なんか…どこか面影が……」
そう言って首を捻ると、冷や汗だらだらな目の前の男の人。
やっぱりだ。この人……そうに違いない！
「おじさん！！あんたまさか！！」
「まさか！！そんなはずは」
「犯罪者でしょう！！！」
「？！！」
焦ってる！！やっぱりそうだ！！
「違うんだ！」と逃げ出そうとするその人を、「雄英バリアーを超えてくるとはなかなかのツワモノですね」とか言いながら、腕をぎゅうぎゅうつかんで引きずりだす。
保健室を出て、廊下を歩いた。向かう先は一つである。
「オールマイトーーーー！！こんなところに不審者が！！オールマイトーーー！！！」
「……………」
「やばっ！か弱い女の子が悪人を捕まえたって知ったら、オールマイトが心配しちゃうかも……早くオールマイトに突き出さなきゃ！！」
「…………」
その後五分ほどその人を引きずりたおした。
.
.
そののち。
保健室に戻ってきたリカバリーガールが、呆れた顔をして私に言った。
「…………A。早くその手を離しな」
「へっ？！でもこの人怪しい……」
「いいから！！これ以上オールマイトに嫌われたくなかったら手を離すんだよ！！」
「？！！何のつながりが？！」
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ありす - 夢主めっちゃ可愛い!!私の嫁!! (2017年12月23日 19時) (
レス) id: 80a388aab0 (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 毎日がエブリデイって意味わかってますか？wわかってるのならめちゃめちゃギャグセン高いっすねwww (2017年4月5日 13時) (レス) id: 7a9a325eb7 (このIDを非表示/違反報告)
鉄壁 春子 - めっちゃ可愛い!!更新頑張ってください｡応援してます!! (2016年11月3日 11時) (レス) id: acf001f701 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 更新待ってます！ 頑張って下さい！！ (2016年8月29日 0時) (レス) id: b2cfe90149 (このIDを非表示/違反報告)
ナルナル4 - 更新待ってます (2016年8月23日 18時) (レス) id: ede45f6cd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すた/夏鈴桃 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rumitann1/
作成日時：2016年6月18日 22時
