■嵐のような人 ページ7
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「失礼するよ！」
「！！」
バーン！！と豪快に扉が開いて、振り返った私はその人物を見て卒倒しそうになった。
「オ……オールマイト！！！サインください！！」
「色紙にペン？ははは！元気と準備がいいな少女よ！」
「お褒めに預かり光栄です！！」
用意していた紙とペンをサッと渡すと、さらさらとその大きな手でサインしてくれるオールマイト。
いやすごい。緑谷くんから聞いていたけど、こうして生で見るとマジで違う。画風が。
私たち世代は、オールマイト世代と言ってもいいくらい、幼少期にこの人から影響を受けた世代。
3度の飯よりオールマイト。アニメよりゲームより、オールマイトが出てくる夕方のニュース。
「爆豪くんにサインもらおうと思って紙がなかったので、色紙用意しといたんですよ！それがまさかオールマイトにサインいただけるなんて…！！」
「爆豪少年？彼、女子に人気なの？」
「普通科では一番人気かと。あ、でも轟くんと2人いい勝負って感じです。普通科女子にとっては、ヒーロー科のイケメンなんてアイドルみたいなもんですから」
「それは………実際会ったら幻滅しないか心配だね」
「本当ですよね！少なくとも私は幻滅しましたね。
ところで今日は何の御用で？」
「さらっと言うね君。リカバリーガールに用があったんだけど、いないのかな？」
「はい。この時間は私しかいないんです」
「そっか！！じゃあ私は行く！」
「待ってくださぃぃい！！」
「どうした？」と白い歯を見せて笑う先生に、
馬鹿にされないかなと思いながら手を差し出して、
「握手を…してください……」
「…お安い御用で！」
「！！」
がしりと私の腕をつかんで、ブンブン振って握手。
そしてオールマイトは「また会おう！」と猛ダッシュで去っていき、物凄い風圧とともに取り残された私は、
乱れた髪もそのままに、感銘の表情でつぶやいた。
「さすがプロ…！タイムイズマネー時間を大切に…！」
それから振り返っていつも使うデスクを眺めるけど、さっきまでとは違う気分。
オールマイトがその部屋にいるだけで、空気が変わる。時間の進みが変わってしまう。
これが存在感というものか。すごい。ナンバーワンすごい。
「………あれ？そういえば」
さんざんさっきまでの会話を反芻した後、
はっと気づいて立ち尽くした。
「私自己紹介してないじゃん」
次に会ったとき、話したいことが決まりました。
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ありす - 夢主めっちゃ可愛い!!私の嫁!! (2017年12月23日 19時) (
レス) id: 80a388aab0 (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 毎日がエブリデイって意味わかってますか？wわかってるのならめちゃめちゃギャグセン高いっすねwww (2017年4月5日 13時) (レス) id: 7a9a325eb7 (このIDを非表示/違反報告)
鉄壁 春子 - めっちゃ可愛い!!更新頑張ってください｡応援してます!! (2016年11月3日 11時) (レス) id: acf001f701 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 更新待ってます！ 頑張って下さい！！ (2016年8月29日 0時) (レス) id: b2cfe90149 (このIDを非表示/違反報告)
ナルナル4 - 更新待ってます (2016年8月23日 18時) (レス) id: ede45f6cd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すた/夏鈴桃 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rumitann1/
作成日時：2016年6月18日 22時
