■猫耳 ページ15
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「……は？」
架空は現実に。超常は日常に。
「うそ………だろ……？」
そんなはずの私にも、"コレ"は理解し難かった。
「なにこの耳……とれない…」
鏡に写った私の頭、…に生えていたのは猫耳で。
昨日までは無かったわけで。
それでもいつもぎりぎり起床な自分に時間があるわけなくて、私は超特急で着替えて学校へと向かった。
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「…お前ふざけてんのか？」
学校についたところ、最初に会ったのは同じクラスの心操人使だった。
私が「お、おはよう…」と気まずく手を挙げてそさくさ逃げようとしたところ、「待て」とその目つきの悪い目をさらに細めて私の耳(猫の方)がぎゅううと引っ張られた。
「なに学校にふざけた格好できてんの？なめてんの？」
「いたいいたいいたい！！何も舐めてないって！！ほんと！！」
「ほんとに生えてんなこれ…じゃあなんだよこれは。個性かけられたか？何やられた？」
言われた瞬間、カクンと自分の身体が動かなくなるのを感じた。
心操人使、個性は洗脳。
彼に個性をかけられた瞬間。つまり、
もうこの身体は心操に好きなように扱われる。
「答えろ。誰に何やられた？」
「わからない」
自分のものとは思えない無機質な声が響く。
するとそれを聞いた彼はため息をついて、ばしんと私の頭を強めに叩いた。
「ほい解除」
「ちょっ！！こら！！勝手に人に個性かけないでよ！！」
「素面のお前に聞いたってあてにならねーだろ」
「私は酔っ払いか」
ジト目で突っ込むと、その時彼は両手を出して私の耳をきゅっと掴んだ。
「ちょ、なに…」と変な触感に目をつむる私に、
心操はいつも通り表情を変えずに口を開く。
「クッソ萌える」
「………え？今何つった？」
いくら聞いても答えは出ず、最後に写真を撮られて(無断)その時は終わった。
この時から、私の不運な1日は始まるのである。
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ありす - 夢主めっちゃ可愛い!!私の嫁!! (2017年12月23日 19時) (
レス) id: 80a388aab0 (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 毎日がエブリデイって意味わかってますか？wわかってるのならめちゃめちゃギャグセン高いっすねwww (2017年4月5日 13時) (レス) id: 7a9a325eb7 (このIDを非表示/違反報告)
鉄壁 春子 - めっちゃ可愛い!!更新頑張ってください｡応援してます!! (2016年11月3日 11時) (レス) id: acf001f701 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 更新待ってます！ 頑張って下さい！！ (2016年8月29日 0時) (レス) id: b2cfe90149 (このIDを非表示/違反報告)
ナルナル4 - 更新待ってます (2016年8月23日 18時) (レス) id: ede45f6cd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すた/夏鈴桃 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rumitann1/
作成日時：2016年6月18日 22時
