【ヒロアカ】ヴィラン受け取り係 (ページ8)

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【8】御涙ページ8

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「爆豪………バクゴー……おめェって奴ぁ…！」

「あのヤロー……クソッ……俺は泣いてなんかねぇからな…！！」

「いやいやいや……どうしたんですか2人とも」

暑苦しくて有名な2人だ。こんな2人が泣きだしたら余計暑苦しくてもはやドン引きの域だよこれ。

私が「うわぁ…」と1歩引いたところでふたりを眺めていると、鉄哲さんはやがて涙を豪快に拭き、天を見つめながら、

「そうか爆豪………そうだったんだな」

「いや何が？もしかして爆豪さんが死んだとか思ってませんお2人とも？もしもーし？」

「俺は爆豪を応援する！！男としてそれ以外の選択肢なんてねェ！！」

「え？私とのお出かけがそんなに可哀想ってこと？え？」

「…川瀬」

右、左。私の両肩に、がっしりした手のひらがどすんと同時に乗った。切島さんと鉄哲さんの手。

………嫌な予感がする。

そんなことを感じながらも、涙を流したガタイのいい男×2は、私の冷めた視線なんかに気づくわけもなく。

「「式には呼べよ！！」」

「だから話が飛躍しすぎだっつーの！！！」

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