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【1】野望 ページ1
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上がる土煙。大勢の通行人が道路を塞ぐ中、手帳を手に持ち割って入っていく。
開けた場所にいるのは、細長い筒型の容器、ペットボトルのようなものを手に持つ彼だ。
容器の中には奇怪な色のモノと、時折見える目玉が入っていて、
足音に気づいて私の方を向いた彼に、片手を上げてにっこり笑った。
「どーも！ヴィラン受け取り係でーす！」
「おせーよ税金泥棒が。さっさと受け取れや」
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志したのは高校生の時。
5時から9時。きっちり定時に帰れる上に、
可愛い制服。そこそこの給料。国に守られた仕事。
そんな夢のような仕事の名前はーーーーー
そう、警察官。
でも憧れた理由はそれだけじゃない。
それは何より、
人気者のヒーローと、お近づきになれるから！！！
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作者名：すた | 作者ホームページ：
作成日時：2016年6月25日 21時
