Le prince doux doux - Hae - ４

過去は消せない your side ページ7

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私は未だにド ンヘの世界を知らない 。


知りたくないんだ 。


前みたいに嫉妬して

バカなことするんじゃないかって怖いから。


Aだけだよ？って八の字眉で

私を安心させるド ンヘを

信じられなくなるから

敢えて知ることを避けた 。


けど・・・イド ンヘが

キムヒ チョルが、Super Juniorが

どれだけ大きいものか

今となっては知るべきだったと思う 。


自分に視線を寄越してくる男の顔に

見覚えがありすぎて・・

ここにいるのが苦しい 。


あの人に会いたい一心で

韓国人優先に仕事したツケが

ここにきて回ってくるなんて・・滑稽だ 。


ニイ二はこれを危惧していたんだね 。。


隙を見せたら話しかけてきそうな男たち・・


助けて欲しくてド ンヘを見たけど

目も合わせてくれない 。


綺麗で華奢な女の子と

ずっと仲良さげに話して

挙句に頭撫でたりしていた 。


先生も李さんも帰ってこないし

耐えきれなくなって席を立つ 。


会場を出て

新鮮な空気を吸いたい・・


どこか外に出る場所はないんだろうか？


広い会場から離れて歩いていると

身体がふわっと揺れて

誰かに引き寄せられた 。


「 誰？やっ… 」


引き込まれた先は

真っ暗で何にも見えない 。


身体は後ろから

強く拘束されてるみたいで

自由に動かせなかった・・


「 俺のこと覚えてる？」


「 誰？離して！」


「 昔 、日本で相手してくれたじゃん 。

次指名しようと思ったら

無理って言われてさ…


またヤリたいと思ってたから

今日ここで会えてラッキーだなって 」


どういう事？コイツ客なの？


耳元にかかる荒い息が気持ち悪い 。

思いっきり抵抗するけど逃げられなくて・・


「 お願いやめて！」

「 SJに飼われてるみたいだけど…

だったら俺にもヤらせてくれるよな？」


最低・・

肘を後ろに突いたら緩んだ腕 。


「 痛ってぇ！何すんだよ！」


逃げなきゃ・・

目が慣れない暗闇を

必死に床を這って出口を探す 。


でも服を掴まれて・・


「 チッ…売女のくせに！」


頰に激痛が走った 。


「 大人しくしろよ 。

すぐに気持ちよくしてやるからさ… 」


暗闇の中で薄っすら見えた汚い顔 。。

怖い 、、ド ンヘ助けて・・

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