帰って your side ページ37
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eh「 ド ンヘ 、心配してるだろうから
居場所だけは伝えさせてね？ 」
タクシーから降りるとき
ヒョクさんが言った言葉 。。
嫌とは言えなくて頷いたけど
本当は二つの意味で怖かった 。
一つは会いに来て叱責されること・・
もう一つは・・もう会いにすら来てくれないこと 。
会わせる顔がないのに 、顔すら見れないのに 、
こんなこと考えるなんて矛盾してるよね 。
でもあの屈託ない笑顔が恋しくて
あの重た過ぎる愛が恋しくて
自分のしでかした事 棚に上げて思い出す 。。
久しぶりに戻った自分の城で
唯一の友達は全ての葉を落としてたけど
おかえりって言ってくれた気がする 。
私は真っ先にあの部屋の扉を開けて
真ん中に立った 。
取り囲むように並んだ
ルブタン 、ジミーチュウ 、マノロ 、、
籠の鳥だった私をシンデレラにしてくれた
宝石みたいな靴たち 。
でも、それは
その数だけ私を買った人がいる証拠でもある 。
「 汚い‥ 」
真っ新でド ンヘに会いたかった 。
誰にも触られたことない綺麗なままで
普通の女の子として 、普通の女の子みたいに
彼に相応しい女性で会いたかった 。。
いくらニイニや
事務所が認めてくれても
私は汚い 。。
心だけは綺麗でありたかったけど
それも自分で穢してしまった 、、
「 なんてバカな女なんだろ‥ 」
手を振り上げて
棚に並んだ宝石達を払いのけた 。
憎しみ 、後悔 、全部の感情を込めて
今までの生き甲斐だったそれらをぶちのめして
もう取り戻せない新たな生き甲斐を想って 。。
「 ド ンヘ‥ごめんなさい‥ 」
うずくまって起き上がれないほど泣いて
必死で心を殺そうとしてたとき
身体が浮いて ” 何か ” に囚われる 。。
「 もういいから‥ 」
ずっと欲しいと思ってた 。
私みたいな女には
叶わない願いだと分かってたけど
「 なんで来たの？ 」
振り返ろうとする私を腕の中で留めて
待ち続けた王子様は囁いた 。
dh「 イヤって言われても来るのが俺なの 」
「 帰って…私ド ンヘに会える資格ない… 」
dh「 無理 。しつこいのは俺の専売特許 」
腕の力が強まるたびに嬉しくて・・怖い 。
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野風(プロフ) - みかみかさん» ありがとうございます^ ^気に入ってくださったのに更新出来ず申し訳ありません、、一段落したのでこれから少しずつ更新する予定です！今後とも宜しくお願い致します^ ^ (2015年11月9日 0時) (
レス) id: 928ac59578 (このIDを非表示/違反報告)
みかみか(プロフ) - はじめまして、ドンヘさんの話大好きなので一気に読んでしまいました。続き楽しみです。更新大変だと思いますががんばって下さいね。ドンヘさんの話いっぱい期待してますね (2015年11月6日 21時) (レス) id: 71abb3cf3e (このIDを非表示/違反報告)
野風(プロフ) - toptaeyonさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。。読み返すともっと違う書き方した方が分かりやすかったのかなと悩む事も多くて・・それなのに好きだと言ってもらえて本当に嬉しかったです！ (2015年10月24日 0時) (レス) id: 928ac59578 (このIDを非表示/違反報告)
野風(プロフ) - みきさん» ありがとうございますTT来月にはもっと更新出来るかと思います！わんこどんへ気にいってもらえて嬉しいです！リクエストなどあれば気軽に言ってくださいね！コメント励みになりましたTT (2015年10月24日 0時) (レス) id: 928ac59578 (このIDを非表示/違反報告)
toptaeyon(プロフ) - 仔犬ドンヘ大好きです！とても読みやすくて、野風さんの文章がとても好きです。切なくて胸がぎゅーっとなりました。更新、楽しみにしています☆ (2015年10月22日 0時) (レス) id: 0dffcaf98a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：野風
| 作成日時：2015年7月17日 15時
