君が……だから。【snr】

19.前兆 ページ20

時はすぐに流れ、今日は1学期の終業式。

ゆ「おい、折原通信簿見せろやぁぁぁぁ!」

隣から怒声が聞こえる。

せ「はい、」

俺は躊躇なく見せる。別に見せてもいいし

ゆ「お前腹立つ、なんで[4]か[5]しかないんだ」

せ「いやまあ、そういう流川はどーなん?あれ、もしかして俺より低いんですかー?」

ゆ「死ね」

口悪っ、もう少し優しくしてくれてもいいやろ

ゆ「あーもうAのとこ行って来てやる」

席に行くなり、仲よさそうに話し始める2人

せ「……。」

俺もあんな風に喋れたらなあ、っておい

ここ最近ちょっと妄想じみたこと増えてないか?俺大丈夫かな……

ゆ「よっと、ただいま」

それと同時に担任がやってきた。

先生「みんな、明日から夏休みだ。気を抜かずに……」

などなどの長い話を聞き流す。

先生「……というわけで、また2学期元気に会おう!じゃ気をつけて帰れよー」

ようやく帰れる、そう思った矢先に一言

先生「日直の坂田と笹田、ちゃんと机の整頓して窓閉めしてから帰れよ」


ゆ「そんなイライラしないでよ、気持ちも分かるけどさ」

せ「イライラなんてしてない」

珍しく流川と2人きり。志麻くんとうらたんとは既に別れた後だった

さっきの言われたことを思い出す。ほんとはすっごくむしゃくしゃしてる。
坂田とAが2人きりで残ってるのが嫌だ

ゆ「そんなになのか……」

せ「何が?」

ゆ「ううん、別に。ねえ折原」

急に立ち止まる流川。いつになく真剣な顔をしてる



ゆ「あたしと付き合わない?」

-----------------------------------------------------------------------
1万2千hitと評価51票ありがとうございました!

流川さんが台風の目になりますね……

ちょっと文字数余ったんでこの展開のどうでもいい話を少しだけ

流川さんの恋愛に関しては、サブストーリーみたいな感じでずっと妄想してたんですよ

でも番外編書くと長くなりそうだなーって思っててここにぶっこみました

そんな感じで、このストーリーが出来上がりました

てか、流川さんって歌い手のゆある様って設定なんですよ……

大好きすぎて、普段は女帝ゆある様って呼んでます

20.逃げねえよ→←18.秘密

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す